出版社 |
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種別 |
書籍 |
書名/特集名 |
小児がん看護テキストブック |
著者等 |
日本小児がん看護学会小児がん看護テキスト作成ワーキンググループ 編 |
分類 |
臨床看護/診療科・疾患/家族看護 |
ISBNコード |
978-4-7644-0542-4 |
発行年月 |
2023年4月 |
判型 / 頁数 |
B5版 / 352 |
定価 |
5,060円(本体4,600円 税10%) |
小児がんを患った子どもたちが安心して闘病生活を送るためには,医師だけでなく多職種がかかわり,治療をはじめ,成長発達や生活等,子どもを取り巻く状況を全体的に捉えた支援を行うことが重要です.
未来を担う大事な人材である子どもたちに質のよい看護を提供するため,日本小児がん看護学会では「小児がん看護師」研修制度をスタートしました.本書は,小児がんの子どもがその子らしく,また家族がその家族らしく生活することをめざし,小児がん看護を体系的に学ぶために編集されたテキストブックです.
初心者から経験を積んだ看護師まで,小児がん看護に携わる看護師にお勧めの1冊です.
第1章 小児がん医療を取り巻く状況
Ⅰ.小児がんの特性
Ⅱ.医療政策の動向と医療体制の整備
Ⅲ.小児がんの治療体制
第2章 小児がん看護における7つの基盤
Ⅰ.権利や倫理から考える子ども・家族中心のケア
Ⅱ.小児がんの子どもと家族の体験
Ⅲ.子どもの発達支援
Ⅳ.AYA 世代のがん患者へのケア
Ⅴ.小児がんの子ども・家族のQOL への影響
Ⅵ.小児がんの子ども・家族とのコミュニケーション
Ⅶ.小児がん看護のためのトータルケア
第3章 小児がんにおける治療とケア
Ⅰ.小児がん治療の特徴
Ⅱ.小児がんの緩和ケア
Ⅲ.中心静脈カテーテル
第4章 小児がんの主な疾患と身体的・心理社会的晩期合併症
Ⅰ.白血病・リンパ腫
Ⅱ.脳腫瘍と脊髄腫瘍
Ⅲ.神経芽腫
Ⅳ.その他の固形腫瘍
Ⅴ.オンコロジック・エマージェンシー
Ⅵ.晩期合併症
Ⅶ.治療後に起こりうる心理社会的問題
第5章 子どもの生活に寄り添う小児がん看護実践
Ⅰ.信頼関係を構築するために
Ⅱ.子どもの成長に応じた入院生活を提供するために
Ⅲ.小児がん患者の栄養療法
Ⅳ.小児がん患者の運動障害とケア
Ⅴ.家族やきょうだいに寄り添った支援
第6章 小児がんに伴う苦痛と緩和のための看護実践
Ⅰ.小児がんの治療に伴う子どもの苦痛緩和
Ⅱ.骨髄抑制と輸血療法
Ⅲ.治療中の感染症対策
Ⅳ.痛みの緩和
Ⅴ.副作用による悪心・嘔吐をケアする
Ⅵ.副作用による口腔内への影響
Ⅶ.下痢・便秘の対処方法
Ⅷ.倦怠感のケア
第7章 特別なニーズを持つ小児がんの子どもへの看護実践
Ⅰ.入院生活を体験をした子どもと家族
Ⅱ.復学支援の必要性
Ⅲ.長期フォローアップの支援
Ⅳ.成人への移行期における自立支援
Ⅴ.造血細胞移植の際のケア
Ⅵ.エンド・オブ・ライフケア
Ⅶ.終末期における在宅ケア
第8章 より安全な医療環境をめざして
Ⅰ.抗がん薬曝露を予防する
Ⅱ.小児がん看護とワーク・エンゲージメント
第9章 小児がんの子どもや家族を支える社会資源
Ⅰ.医療保障と障害福祉制度
Ⅱ.ピア・サポーターとの協働