この10年間に皮膚外科学の分野に表出した新しい検査法，診断法，治療学を加えた待望の改訂第2版がついに完成．経験豊富な執筆陣による丁寧な解説とオールカラーの頁で基本から応用までしっかりと理解できる1冊！

執筆者一覧
序
第1 章 皮膚外科の歴史
1 わが国における皮膚外科学の歩み

第2 章 手術の前に
1 術前検査と術中・術後の管理
2 手術室の準備
3 器具類・手術道具の準備とメンテナンス
4 手術チームの準備
5 手術方針の決定
6 術中の記録
7 腫瘍病理の考え方
8 皮膚外科に必要な解剖学的知識
9 皮膚悪性腫瘍のダーモスコピー
10 皮膚外科に必要な超音波検査

第3 章 外科処置の基本
1 生検
2 麻酔
3 切開
4 穿刺，切開，排膿，ドレーン
5 切除
6 縫縮・抜糸
7 止血
8 創部のドレッシング・固定・後療法
9 ドレッシング
10 デブリードマン
11 陰圧閉鎖療法
12 Z 形成術・W形成術
13 菱形皮弁
14 その他の局所皮弁
15 筋膜皮弁術，穿通枝皮弁術
16 筋皮弁術
17 遊離植皮術
18 Tissue expander による治療
19 レーザーを用いた治療
20 凍結外科療法─液体窒素とドライアイス─
21 ドライアイス─乳児血管腫（苺状血管腫）の治療症例
22 サージトロン─器械の特性と臨床応用
23 fungating cancer wound─Mohs の変法による処置─
24 オープントリートメント
25 photodynamic therapy　光線力学的療法
26 イミキモド（日光角化症，表在型基底細胞癌，Paget 病）
27 ケミカルピーリング─フェノールやトリクロロ酢酸
を用いた表在性皮膚腫瘍の治療─
28 美容皮膚科─しわに対する注入療法─
29 センチネルリンパ節生検とは
30 リンパ節郭清（鼠径）
31 リンパ節郭清（腋窩）
32 リンパ節郭清（頸部）
33 リンパ節郭清（骨盤内）
34 放射線治療
35 緩和医療と皮膚外科

第4 章 部位篇
1 頭頸部
2 体幹部
3 上肢
4 陰股部
5 下肢

第5 章 術式篇
1 外来で短時間にできる手術
2 短期の入院で可能な手術
3 長時間かかる手術

第6 章 疾患篇
1 根治手術という幻想：ハルステッドからモートンまで
2 悪性黒色腫の手術治療
3 悪性黒色腫の化学療法（免疫療法，生物学的製剤）
4 基底細胞癌
5 有棘細胞癌
6 Paget 病
7 Bowen 病
8 転移性皮膚癌
9 脂漏性角化症
10 粉瘤
11 陥入爪
12 巨大母斑
13 熱傷
14 皮膚血管肉腫
15 褥瘡
16 糖尿病性潰瘍・壊疽
17 指趾の切断を伴う糖尿病性壊疽
18 うっ滞性潰瘍・下肢静脈瘤
19 レックリングハウゼン病
20 日光角化症
21 感染症の外科的治療
22 肥厚性瘢痕・ケロイド
23 血管腫
24 白斑
25 境界領域の疾患
26 皮膚外科と保険診療
コラム
索引