書名 |
テレビ映像と光感受性発作 ―その脳波診断と防止策 |
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筆頭著者 |
高橋剛夫・著(八乙女クリニック院長) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-253-6 |
発行年 |
1999年8月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 83頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価4,730円(本体4,300円 税10%) |
ポケットモンスター(ポケモン)事件はテレビのアニメ番組が国内の広範な地域に放映され、その中の刺激的な一部映像によって700人に及ぶ若年者が全国で光感受性発作を同時多発するという、それは史上かつてない出来事であった。さらに、厚生省の研究報告書によると、アニメ番組を見ていた人の10.4%が眼・頭痛、不快気分などの健康被害を呈したと推測される。これはきわめて現代的問題をはらんだ前代未聞の大事件である。原因、光感受性発作の発症機序、防止策などについて私見を述べ、若干の論述を重ねて、以上の事実経過、問題点を整理し、光感受性発作だけでなく、これから次第に増えるであろうテレビやコンピューター画面の映像による健康被害、その防止策などについて、できるだけ平易に解説することを目的に、本書の刊行を望んで筆を執った。
ポケモン事件/ポケモン事件に対する民放連の対応/テレビ東京の対応とその記録/厚生省「光感受性発作に関する臨床研究」/日本てんかん学会の取り組み/ポケモン発作の発症機序/郵政省の「放送と視聴覚機能に関する検討会報告書」/英国ITCガイドライン/テレビ東京ガイドライン/民放連ガイドライン/英国ITCガイドラインと民放連ガイドラインの比較/ポケモンの再放送/ポケモン発作に関する研究報告/光感受性発作の脳波診断/ポケモンの問題映像による脳波変化/光感受性発作の防止策/補遺