書名 |
明日のアクションが変わる 補助循環の極意 教えます |
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筆頭著者 |
川上将司・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-13434-8 |
発行年 |
2018年7月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 422頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価6,820円(本体6,200円 税10%) |
補助循環管理におけるエビデンスの冷静な分析と病態生理に基づいた血行動態の評価を踏まえ,明日からのアクションにどう生かせばよいかを丁寧にわかりやすく解説する書.
目次
第1話 ようこそ,補助循環の世界へ
1 重症患者でもやっぱり病歴・身体所見
2 ショックは必ずしも低血圧とは限らない
3 血液ガス分析と暮らす
4 補助循環を一直線上に並べるな
5 エビデンスの向こう側へ補助循環を駆使しハートチームを牽引せよ
第2話 補助循環管理のルーティン
1 初期診療のルーティン:ABCD+E3
2 肺動脈カテーテルは死なない
3 肺動脈カテーテルは悪くない.要は使い方
4 肺動脈カテーテル指標を意識して心エコーをする
5 肺動脈楔入圧vs左室流入血流速度波形
6 1回拍出量vs左室流出路速度時間積分値
7 [手技実践!] 肺動脈カテーテルを留置する
8 肺動脈カテーテル指標の計測は呼吸相に注意
第3話 IABPを知る
1 IABPの原理は2つ
2 IABPの駆動タイミングを調整する
3 IABPはノーエビデンス?
4 ハイリスクPCIでのIABPのエビデンス
5 ガイドラインでのIABPの位置づけ
6 ST上昇型心筋梗塞+心原性ショックのワークアップ
7 強心薬と昇圧薬(血管収縮薬)は全然違う!
8 実臨床でのIABPの適応を考える
9 IABPが禁忌となる場合
10 [手技実践!] IABPを挿入する
11 IABP管理のやりかた
12 IABP管理中の合併症・トラブル
13 IABPの理にかなった離脱
第4話 IABPの導入:NSTEMI
症例実況中継 1
1 急性冠症候群と安定型冠動脈疾患の区別は“アート”
2 急性冠症候群の分類は心電図!
3 急性冠症候群の3つの病態
4 非ST上昇型急性冠症候群のキーワードは“リスク層別”
5 非ST上昇型急性冠症候群の血行再建術のタイミング
6 冠動脈バイパス術vs PCI
第5話 IABPの管理:致死性不整脈とポンプ不全
症例実況中継 2
1 致死性不整脈でフリーズしないために
2 Regular wide QRS tachycardiaを鑑別する
3 Regular wide QRS tachycardiaを鑑別する:アデノシン編
4 Regular wide QRS tachycardiaを停止させる
5 多形性VTをみたらQT時間と虚血をチェック!
第6話 IABPの離脱:STEMI
症例実況中継 3
1 STEMIはとにかくカテ!
2 STEMIの心電図診断が難しい病態を知っておく
3 aVR誘導にも注目せよ
4 さようならDoor-to-balloon.舞台はプレホスピタルへ
5 Primary PCIの適応:アップデート2017
6 STEMIの非梗塞責任血管へのPCIの是非
7 心原性ショックを合併した多枝病変患者のprimary PCI
8 混合静脈血酸素飽和度を使いこなす
第7話 PCPSを知る
1 PCPSの原理を知る
2 PCPSと人工心肺を比較してみる
3 PCPSにエビデンスはあるのか?
4 PCPSのエビデンス:院内心停止(IHCA)編
5 PCPSのエビデンス:院外心停止(OHCA)編
6 ガイドラインでのPCPSの位置づけ
7 PCPSの予後指標:SAVEスコア
8 実臨床でPCPSの適応をどのように考えるか
9 [手技実践!]PCPSの導入
10 下肢虚血予防のための工夫
11 心停止患者のPCPS駆動時に注意すること
12 心停止患者に対する5つの脳保護戦略
13 脳保護を意識した体温管理
14 PCPSで行う体温管理
15 PCPSの“呼吸”の管理
16 PCPS管理のやりかた
17 PCPS管理中の心機能回復を評価する:右橈骨動脈のPaO▼2▼
18 PCPS管理中の心機能回復を評価する:ETCO▼2▼
19 PCPS管理中の心機能回復を評価する:SvO▼2▼
20 PCPS管理中の心機能回復を評価する:心係数
21 PCPS管理中の心機能回復を評価する:左室駆出時間
22 PCPS管理中の心機能回復を評価する:VTI
23 PCPS管理中の心機能回復の評価が難しい病態
24 PCPS管理中の適切なボリューム管理とは
25 PCPS管理中に強心薬は必要?
26 PCPS管理中に血管拡張薬は必要?
27 PCPS管理中に人工呼吸器・IABPは必須?