書名 |
はじめてのIP ―連携を学びはじめる人のためのIP入門 ≪ラーニングシリーズ IP(インタープロフェッショナル)/保健・医療・福祉専門職の連携教育・実践 ③≫ |
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筆頭著者 |
大嶋伸雄・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7639-6031-3 |
発行年 |
2018年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 240頁 |
分類 |
リハビリテーション/全集・講座・シリーズ |
価格 |
定価2,860円(本体2,600円 税10%) |
学生・初学者のためのIP教科書。IP、連携などの言葉に関心はあるけれど、何から学べばよいかわからないという方が最初に読むべきIP入門の一冊。
推薦の序
はじめに
本シリーズの特徴
第1章 IPEのための知識
1 臨床におけるIPC(IPW)とは何か
1.専門職教育に必要な学際性教育(IPE)
2.学際性教育とは何か
3.専門職の自立に必要なこと
4.他の専門職と連携できる能力を持つ
2 専門性と一般性
1.保健・医療・福祉の専門職が社会で担う役割
2.一般性を学ぶために
3.一般性と専門性の関係
3 IPEの経緯と定義
1.IPEの経緯
2.IPEに関する用語の定義と意味
3.CAIPEによるIPEの定義
4 IPEの目標
1.ケアの質を向上させる段階
2.チーム・マネジメント教育の段階
3.リーダーシップ教育としてのIPE
5 ヘルスケア・チームにおけるさまざまな連携
1.ヘルスケア・チームの定義
2.病院・施設における多職種連携
3.地域における多職種連携
4.疾病予防・非常事態などにおける多職種連携
6 多職種連携とIPEにおける障害
1.IPC(IPW)におけるチームの阻害要因
2.IPEの阻害要因
7 ICFでみる専門性の違い
1.ICFについて学ぶ
2.ICFの特徴
3.ICFからみた回復期病院における専門職の特性
4.ICFからみた病院と地域におけるIPCの特性
8 他の専門職と専門性を理解する
1.医師
2.歯科医師
3.薬剤師
4.保健師・助産師・看護師
5.診療放射線技師
6.臨床工学技士
7.臨床検査技師
8.理学療法士
9.作業療法士
10.視能訓練士
11.言語聴覚士
12.歯科衛生士・歯科技工士
13.管理栄養士
14.義肢装具士
15.社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士
16.医療ソーシャルワーカー・臨床心理士
17.その他の職種
9 さまざまな連携環境と連携形態
1.医療機関におけるチーム医療
2.特定の状況にある患者に対応する
3.医療現場における環境整備、問題解決を目指す
4.医療機関から地域における福祉、介護へ
5.地域における医療と介護の連携
第2章 チーム・ワークの成り立ち
1 チーム・ビルディングの基礎と理論
1.チーム・ワークとはどういう意味か? どうやって行うべきか? 何が違うのか?
2.チームの基本
3.どのようにチームが機能するか
4.チームについてすべてが良いことばかりではない
5.チーム論のまとめとして
2 臨床のチーム・ワーク基礎
1.ある時エレベーターが突然
2.チームの意味と成り立ち
3.チームに期待されること
4.チームへの希望と期待と現実
5.チーム・アプローチを阻害する要因について
6.チームの倫理問題
7.専門職連携の長所と短所
3 マネジメントの概念とIPC(IPW)
1.専門性を活かすということ
2.チーム・マネジメントに必要な概念
3.患者と家族のマネジメント
第3章 多職種連携に必要なコミュニケーション能力
1 日本人とコミュニケーション
1.日本人の自己主張・自己抑制
2.英国人の自己主張・自己抑制
2 日本人の社会行動的特性
1.日本と欧米の行動様式の違い
2.欧米のチームと日本のチーム
3 気づく力と学際性
1.“気づき”を得るために俯瞰する
2.客観性・外在化・メタ認知
3.リフレクション技術
第4章 チームと連携のための一般知識
1 社会組織におけるチームと連携
1.子ども虐待問題
2.貧困、多重問題とは何か
3.組織間連携について
2 チームと連携の意味・必要性を知る
1.東日本大震災から学ぶ連携の教訓
2.海外の地域における多職種連携―英国ロンドン市の事例より―
第5章 グループ・ワーク(実践編)
1 ケース・メソッドの基礎
2 ショートケース1
1.小林次郎さんの入院
2.妻と次女の過干渉
3.初回のリハビリテーションカンファレンス
4.解説
3 ショートケース2
1.突然の退院
2.まさ子の思い
3.解説
4 応用編:保健・医療・福祉系学生のIPC
第6章 世界に広がるIPE学生ネットワーク
1 IPEは学生が主体的に学ぶべきもの
1.IPEは誰のもの
2.世界のIPEと日本のIPE組織
3.ATBH(All Together Better Health)の学生フォーラム
2 日本のIPE学生ネットワーク
1.多職種連携サークルiPLUSの活動報告
2.iPLUSの活動
3.特徴的な症例検討
4.最後に
3 世界に広がるIPE学生ネットワーク