書名 |
精神障害のある救急患者対応マニュアル (第2版) |
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筆頭著者 |
上條吉人・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-03205-6 |
発行年 |
2017年10月 |
判型 / 頁数 |
B6変型判 / 304頁 |
分類 |
臨床医学系/救急医学 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
精神障害とその関連疾患のある救急患者を対象にした治療マニュアル。救急現場でよく遭遇する幻覚・妄想、急性覚醒剤中毒、せん妄などの症状について、「診断のポイント」「治療フローチャート」「精神科医にうまく引き継ぐコツ」を示しながらコンパクトに解説。また臨床で必須の医薬品を厳選し、それらの特徴と実践的な使い方のポイントをまとめた。救急科と精神科の双方に通暁する著者だから書きうる、現場目線の実践知がここに!
1章 ERと精神障害
2章 ERにおける精神科必須薬10
はじめに
(1)抗精神病薬
(2)抗うつ薬
(3)抗不安薬・睡眠薬
(4)抗コリン薬
3章 精神障害のある救急患者
A 精神症状
B 痙攣発作
C 昏睡状態
D 中枢神経症状(痙攣,昏睡以外)
E 腹部症状
F 呼吸・循環器症状
G 精神障害
H 薬物副作用
I その他
4章 精神疾患と法律
1 精神病症状により他害のおそれが切迫している患者への対応
[精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)と
警察官職務執行法(警職法)]
2 精神病症状により殺人や放火等の重大事件を犯した患者への対応
[医療観察制度]
5章 救急医療スタッフへの7つのメッセージ
Message 1 自殺企図患者を救命し,心身ともに治療して社会復帰に
導くことには大きな意義がある!
Message 2 救急医療現場で精神障害に差別的・偏見的な言動は絶対に慎む!
Message 3 救急医療スタッフも精神障害を学んで,患者に対する
陰性感情を減らす努力を!
Message 4 精神科医療に物申すことも時には必要!
Message 5 精神障害者は自覚症状を訴えなかったり,訴えが曖昧で
正確に伝えられないことがある!
Message 6 抗精神病薬を服用している患者の急変には心室性不整脈や
肺動脈血栓塞栓症を鑑別疾患に加える!
Message 7 交通外傷患者に発症するPTSDに注意せよ!
索引