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書名

胆道癌の外科 ―世界制覇への軌跡

筆頭著者

二村雄次・著

出版社名

へるす出版

ISBNコード

ISBN978-4-89269-922-1

発行年

2017年4月

判型 / 頁数

A4判 / 346頁

分類

臨床医学系/消化器外科

価格

定価9,900円(本体9,000円 税10%)

内容

胆道癌に対する日本の肝胆道外科が世界のトップに上りつめていく軌跡を,400余の文献を基に紹介。

目次

第1章 黎明期のチャレンジャー達
コーヒーブレイク① カントリー線の誕生
コーヒーブレイク② 胆囊癌切除のパイオニア;Billroth 門下生の功績

第2章 肝の外科解剖と肝胆道外科の夜明け
コーヒーブレイク③ Claude Couinaud 先生
コーヒーブレイク④ アジアのパイオニア;Ton That Tung
コーヒーブレイク⑤ 世界初の肝右葉切除

第3章 胆道癌に対する根治手術の夜明け
コーヒーブレイク⑥ 癌の根治手術のパイオニア;癌研 梶谷鐶先生
コーヒーブレイク⑦ Klatskin を訪ねて

第4章 Aggressive surgery の到来とともに日本が世界の仲間入りをした
コーヒーブレイク⑧ Longmire とUCLA
コーヒーブレイク⑨ Fortner の挑戦

第5章 1980年代以降の東西逆転
コーヒーブレイク⑩ Leslie Blumgart の功績
思い出の手術① 最初の尾状葉切除
コーヒーブレイク⑪ 肝門部胆管の合流様式の破格の診断と手術法
コーヒーブレイク⑫ UCLA の実態とは? 6
コーヒーブレイク⑬ この論文が“Ann. Surg.”に掲載されるまでの裏話
思い出の手術② 1980年代中期の中央肝切除術

第6章 日本発のイノベーション
思い出の手術③ 右3区域門脈塞栓術後に解剖学的肝右3区域切除術を行った世界初症例
コーヒーブレイク⑭ PVE に対するBlumgart の批判
思い出の手術④ HPD により5年生存した超高度進行胆囊癌

第7章 今世紀に入ってからの肝門部胆管癌手術の日米比較
思い出の手術⑤ 異時性胆管癌(左外側区域切除後の肝門部胆管癌)手術

第8章 胆囊癌根治手術の開発と日本式拡大手術の流れ
コーヒーブレイク⑮ 胆囊癌に対する肝右葉全切除(肝右3区域切除);世界初の5年生存例
コーヒーブレイク⑯ 日本の手術成績が気になる米国の現場
思い出の手術⑥ 超進行胆囊癌の手術の適応限界はどこか?

第9章 血管合併切除を伴う肝切除術
思い出の手術⑦ 門脈合併切除を伴う肝左3区域切除術;IHPBA でのビデオセッション
思い出の手術⑧ 両側の外腸骨静脈グラフトを用いた門脈・肝部下大静脈の同時切除・再
コーヒーブレイク⑰ アカデミック・メディカル・センターにおける血管合併切除を伴う肝門部胆管癌手術の虚実?

第10章 肝門部胆管癌治療における移植手術の介入;欧米の動き
コーヒーブレイク⑱ ハノーバーのPichlmayr ファミリー

第11章 世界のhigh volume center での肝門部胆管癌手術の現状
思い出の手術⑨ 限界の超高難度手術

第12章 リンパ節郭清とリンパ節転移のステージ分類
コーヒーブレイク⑲ 肝門部胆管癌のリンパ節郭清を拡大すると何か変化があるのか?
思い出の手術⑩ 超進行胆囊癌(H3,No.16,N+)に対する奇跡の再切除成功例
思い出の手術⑪ 肝動脈・門脈同時切除・再建の反省;大動脈周囲リンパ節転移が確認されたときの判断 206

第13章 術前胆管ドレナージ;東西論争の軌跡
思い出の手術⑫ 不適切なPTBD による合併症の治療に難渋した肝門部胆管癌

第14章 肝門部胆管癌手術の最近の東西比較

第15章 胆道癌に対する新たなチャレンジ
思い出の手術⑬ 異時性胆管癌(左外側区域切除後の肝門部胆管癌)手術
思い出の手術⑭ エホバの証人に対する肝門部胆管癌手術 268

第16章 胆道癌に対する日本発の究極の拡大手術;HPD の歴史と変遷
思い出の手術⑮ 肝右葉切除+膵頭十二指腸切除(R-HPD)における門脈切除の限界

第17章 胆道癌に対する鏡視下手術 2
コーヒーブレイク⑳ 世界初の腹腔鏡下肝切除術
コーヒーブレイク㉑ 雑誌編集委員会,論文査読者の責任
コーヒーブレイク㉒ 論文発表と倫理委員会
思い出の手術⑯ Living will を書いて紹介されてきた門脈内腫瘍栓を伴う肝門部胆管癌の緊急手術
コーヒーブレイク㉓ 腹腔鏡下肝切除による死亡事故

最終章

文 献