書名 |
脊椎内視鏡下手術[Web動画付] |
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筆頭著者 |
吉田宗人・編 |
その他著者等 |
中川 幸洋 編集協力 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-03053-3 |
発行年 |
2017年6月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 248頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価19,800円(本体18,000円 税10%) |
和歌山県立医科大学整形外科学教室では、脊椎内視鏡視下手術を全国に先駆けて導入しており、これまで良好な成績とともに圧倒的な実績を積み重ねている。本書は、これまで当教室で培ってきた経験、知識、技術を余すことなく落とし込んだ内容となっている。各手技については、術中写真に加え、シェーマも並行提示し、ポイントをつかみやすい構成とした。また、主要な手技はWeb動画を付すことで、紙面では伝わりづらい部分の理解も促す。
第I部 基礎編
1章 後方進入内視鏡下手術を行うために知っておきたい解剖の基本
A 頚椎(後方進入)
B 頚椎椎間孔部
C 胸椎
D 腰椎
E 腰椎椎間孔
2章 内視鏡下手術のためのセットアップ法
A 基本セットアップ
B 手術器具のセットアップ
3章 内視鏡視野の特性を知る
A 視野特性について
B 器械操作時のポイント
C 適切な視野を得る工夫
4章 手術器具を使ってみる
A 円筒レトラクター
B ハイスピードドリル,内視鏡用骨ノミ
C スコープ,モニター,カメラ
5章 内視鏡下手術-成功へのコツ
A モニター画面を綺麗に保つ工夫
B 画面内への軟部組織混入対策
C 視野を広くとるために
D 体位の工夫
E レベル誤認対策
F 止血法
G 血腫対策とドレーン挿入
H 肥満患者対策
6章 おさえておきたい内視鏡下手術の基本手技
A 皮切の位置
B 黄色靱帯の切開
C 神経組織のレトラクト
D 神経組織のレトラクトからの椎間板の露出と展開
E 椎間板の郭清
F 片側進入両側除圧
第II部 手術手技編
7章 椎間板ヘルニアに対する内視鏡下手術
A 内視鏡下腰椎椎間板摘出術(microendoscopic discectomy:MED)
B 外側ヘルニア
C 中心性ヘルニア
D migrateしたヘルニア
E 脊椎椎体後方骨片摘出術
F スポーツヘルニアの特徴
G 再発ヘルニア
8章 腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下除圧術(MEL)
9章 腰椎変性すべり症に対する内視鏡下手術
10章 種々の病態に対する内視鏡下除圧術
A 変性側弯を伴う場合の除圧手技
B 腰椎分離症に対する内視鏡下除圧術
11章 嚢腫性病変に対する内視鏡下手術
12章 神経根奇形に対する内視鏡下手術
13章 椎間孔部狭窄に対する内視鏡下手術
A 手術について
B 椎間孔部狭窄症に特徴的な理学所見,画像所見
C 椎間孔部狭窄症診断のための電気生理学的検査(SNAP, DML)
14章 頚部脊髄症に対する内視鏡下頚椎後方除圧術(CMEL)
15章 頚部神経根症に対する内視鏡下頚椎椎間孔拡大術(CMEF)
16章 頚椎椎間板ヘルニアに対する後方内視鏡下除圧術の適応と椎間板縮小
17章 胸髄症に対する内視鏡下胸椎椎弓切除術(TMEL)
18章 タンデム手術(Tandem Operation)
19章 術前シミュレーターの開発と臨床応用
20章 ナビゲーションガイド下手術の実際
第III部 合併症対策編
A 日本整形外科学会の報告より
B 硬膜損傷:縫合
C 硬膜損傷:パッチテクニック
D ヘルニア再発
E 術後血腫と予防
F 術後血腫の発生時対策
G 術後性後根神経節関連神経痛の予防と発生対策
H ドレーン関連
I 腰椎内視鏡下手術におけるレベル別の注意点
J 変性側弯(回旋)
索引