書名 |
統合失調症の臨床病理 |
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筆頭著者 |
熊倉伸宏・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-197-3 |
発行年 |
2017年6月 |
判型 / 頁数 |
B6判 / 188頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |
面接法から続くシリーズ完結編。
本書のキーワードは人間の「了解不能性」。
どのように医学が進歩しても医療は「人間」が行う営みである限り、誤りに満ちた人為である。完全な治療者はいない。
非自発的治療、向精神薬の非告知投薬のもたらすもの、
インフォームド・コンセントと代理判断。臨床家なら誰もが抱く統合失調症をとりまく諸問題を取り上げる。
第一部 統合失調症との出会い
第二部 症例研究
第1章 症例ハル
第2章 症例アキ
第3章 「真実」を求めて
第三部 臨床病理学の諸問題
第1章 「父なるもの」と「母なるもの」の病理
第2章 英雄オデュッセウスの「真意」
第3章 裁判官は腹話術師,患者は人形
第4章 イフォームド・コンセントの臨床言語学
第四部 統合失調症の臨床病理学
1.「人間」との出会い
2.臨床精神医学の誕生
3.「現実」とは何か
4.「否定」の彼岸について
5.「了解不能なもの」とは何か
6.「否定」の歴史的展望
7.「否定」の意味
8.精神疾患の臨床病理学
おわりに
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