書名 |
PT・OT学生の文章力を育てる!レポートの書き方 ―正しく学ぼう「書く基本」「文章の組み立て」 |
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筆頭著者 |
髙谷 修・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1704-7 |
発行年 |
2016年12月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 173頁 |
分類 |
リハビリテーション/リハビリテーション基礎 |
価格 |
定価2,200円(本体2,000円 税10%) |
PTやOTをめざす学生の文章力を育てる事を目的とした髙谷流「文章の書き方」読本である.症例,レポートの書き方の具体例をあげ,文章を書く基本ルール「三分節法」解説.
1章 文章の基本
1.三分節法を使って書く
2.原稿用紙を使う約束を守る
3.文章全体の長さと段落構成
4.論文の構成は序論・本論・結論
2章 書く意義と書く前の3段階
1.文章を書く意義
2.書く前の3段階:「落書き」「グループ化」「段落の構図」
3.レポート課題の目的
4.自ら学び、意欲を引き出す
5.グループ学習での問題解決
3章 読点の使い方
1.読点の打ち方は客観的な基準はなく、書き手の責任
2.読点の3つの性質
3.主語の後の読点と一重カッコの前後の読点
4.読点の必要度と効果
5.論理的な読点の打ち方
4章 良いレポートの条件
1.材料を用意する
2.自分を他者の立場に置いて書く
3.読みと闘う(自分との闘い)
4.作文とレポート・論文との違いを理解する
5.その他の秘訣
5章 理学療法観の書き方
1.理学療法の定義・対象となる人・理学療法の目的
2.帰納的思考と演繹的思考による理学療法観
3.全体の構成(題・第1文・体験・理学療法士の役割)
4.理学療法を受ける人が中心になされる理学療法
5.理学療法士に必要な「知性・心情・技術」
6章 作業療法観の書き方
1.作業療法の定義・対象となる人・作業療法の目的
2.広い意味の「仕事occupation」、狭い意味の「作業work」
3.帰納的思考と演繹的思考による作業療法観
4.全体の構成(題・第1文・体験・作業療法士の役割)
5.作業療法を受ける人が中心になされる作業療法
6.作業療法士に必要な「知性・心情・技術」
7章 事例報告・症例レポート
1.事例報告(ケースレポート)と事例研究(ケーススタディ)
2.レポートの定義、論文の定義
3.問題解決思考のプロセスにおける「報告」と「研究」
4.評価(診断評価・途中評価・最終評価)について
5.「はじめに」に全体の要約を書く
8章 専門用語を使用してレポートを書く
1.専門用語を使用する(業界用語を避ける)
2.「医療を受ける人」「障害者」「患者」
3.不快語を避ける
4.適切な表現
9章 物件化の克服と文章力の向上
1.日本語は「人の物扱いを避け、人格を尊重する」性質がある
2.ヨーロッパの言語では、物と人を区別しない
3.人間の物件化とその克服の歴史
4.敬語と物扱い
5.ブーバーの対話とジュラードの自己開示、ジョハリの窓
10章 美しい文章
1.美しい行為
2.教師と生徒の人間関係
3.理学療法士・作業療法士と患者の人間関係
4.愛の3段階(自然的物欲愛・価値愛・他者実現愛)
5.理学療法と作業療法における美しい行為
11章 推敲の仕方
1.全体構成の推敲
2.文の構造の推敲
3.長文を分割して意味を明らかにする推敲
4.三段論法での推敲
5.その他の推敲
12章 漢字・現代仮名遣い・送り仮名
Ⅰ.漢字使用の基準
Ⅱ.現代仮名遣い
Ⅲ.送り仮名の基準
13章 情報の意味の読み取りと文章化
1.主語と述語、分析などによって意味を読み取る
2.批判や質問をして意味を読み取る
3.疑問思考によって意味を読み取る