書名 |
やさしい運動生理学 (改訂第2版) |
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筆頭著者 |
杉 晴夫・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-524-25969-4 |
発行年 |
2016年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 150頁 |
分類 |
栄養学/栄養学一般 |
価格 |
定価2,530円(本体2,300円 税10%) |
栄養士をはじめとする医療系学部学生向けの好評教科書の改訂版.身体運動,エネルギー代謝からトレーニング,運動処方,運動負荷検査の実際まで,運動指導に役立つ知識をわかりやすく解説.今改訂では2015年版の食事摂取基準に準拠するなど情報の更新はもちろん,読者からの要望に応え,スポーツや栄養に関する知識も盛り込んだ.読み進めやすいやさしい記述で,運動生理学をはじめて学ぶ学生必携の一冊.
【主要目次】
1. 健康の増進と運動
A.健康の増進とは
B.現代人の生活状況の問題点
1 運動不足
2 栄養の過剰-肥満
3 加齢
4 精神的ストレス-精神的健康
C.健康の増進における運動の意義と栄養士の役割
2. 身体運動のしくみ
A.骨格筋の収縮するしくみ
1 骨格筋の構造
2 骨格筋の収縮するしくみ
3 筋収縮の様式
4 骨格筋の収縮の神経系による調節
B.骨格筋収縮時のエネルギー供給
1 クレアチンリン酸機構
2 乳酸性機構
3 好気性エネルギー産生機構
C.身体運動と呼吸器および循環器系のはたらき
1 呼吸器系のはたらき
2 循環器系のはたらき
3. 運動とエネルギー代謝
A.エネルギー代謝とは
B.食物のエネルギー
C.エネルギー代謝率の測定
1 直接法
2 間接法
3 呼吸比(RQ)
4 非タンパク呼吸比
D.基礎代謝率(BMR)
E.食事誘発性熱産生(DIT)
F.運動時のエネルギー代謝率(RMR)
G.メッツ(METS)
H.身体活動レベル
I.推定エネルギー必要量
J.最大酸素摂取量(V O2max)
K.無酸素性作業閾値
4. トレーニングとその効果
A.トレーニング運動の種類と方法
1 無酸素トレーニング
2 有酸素トレーニング
3 トレーニングの持続時間と頻度
B.トレーニングの原則
1 過負荷の原則
2 特異性の原則
3 個人差の原則
4 可逆性の原則
C.トレーニングの効果
1 筋線維と骨密度
2 心臓
3 肺
4 末梢血管系
5 心拍数からみたトレーニング効果
6 肥満の解消
7 骨粗鬆症を予防するトレーニング
D.遺伝子によるトレーニング効果の発現
1 DNAの遺伝暗号のmRNAによる転写
2 リボソームでのタンパク質合成
3 遺伝子による適応過程のしくみ
4 筋肉のタンパク質のアイソフォーム
5. 運動と栄養
A.栄養素の燃焼によるエネルギー産生
1 栄養素によるATP産生反応
2 嫌気性機構と好気性機構
3 ビタミンの役割
B.運動時の栄養素の利用
1 運動開始時および激しい運動時の糖質利用
2 中程度の運動強度の運動時の糖質と脂質の利用
3 タンパク質のエネルギー産生への利用
4 アラニン-グルコースサイクル
5 栄養素の相互変換
C.ミネラルと運動
1 カルシウム(Ca)と骨粗鬆症
2 ナトリウム(Na),カリウム(K)および塩素(Cl)
3 鉄(Fe)
4 その他のミネラル
D.活性酸素と運動
1 活性酸素とは
2 活性酸素の発生による害
E.運動選手と栄養
1 運動選手の食事
2 トレーニング時の栄養補給
3 競技当日の食事と栄養補給
4 筋肉中のグリコーゲン量を増大させる糖質ローディング法
5 運動時の水分と電解質の補給
6 運動選手とサプリメント
7 オーバートレーニングによる慢性疾患の防止
8 フードガイド
6. 運動処方と運動負荷検査の実際
A.運動処方作成の手順
1 基礎調査
2 医学的検査(スクリーニング検査)
3 運動負荷検査
4 体力検査
5 運動処方の決定
B.運動負荷検査と体力検査の実際
1 運動負荷の方法
2 運動負荷時の測定項目
3 運動負荷検査の安全管理
4 体力検査
C.運動処方の内容
1 運動種目
2 運動強度および持続時間
3 運動の頻度
4 運動の期間と運動処方の調整
5 運動時の安全管理
D.運動処方の実際
1 健康成人のための運動処方の作成の手順
2 肥満者のための運動処方
3 幼児のための運動処方
4 高齢者のための運動処方
5 発育期の子供のための運動処方
6 妊婦のための運動処方
7 糖尿病患者のための運動処方
8 高血圧の人のための運動処方
9 心疾患患者のための運動処方
参考書
索引