書名 |
睡眠時無呼吸症候群の診療メソッド ―睡眠呼吸障害の集学的治療 |
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筆頭著者 |
佐藤公則・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-06274-0 |
発行年 |
2016年9月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 192頁 |
分類 |
臨床医学系/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 |
価格 |
定価5,280円(本体4,800円 税10%) |
睡眠呼吸障害の診療をどのように進めたらよいのか,どのような点に注意しなければならないのか.この分野のエキスパートが,その実践的な診療メソッドのすべてを披露する.
01章 本邦の睡眠呼吸障害診療の歴史
1.本邦の睡眠医療の黎明期:久留米大学では
2.1980年代の睡眠呼吸障害診療
3.1990年代の睡眠呼吸障害診療
4.2000年代の睡眠呼吸障害診療
5.2010年代の睡眠呼吸障害診療
02章 睡眠呼吸障害の病態と合併症
1.睡眠時無呼吸の分類
2.上気道
3.OSASの発生機序
4.睡眠呼吸障害の病態
5.OSASの合併症
03章 睡眠呼吸障害診療の流れ
1.睡眠医療(OSASを含めた睡眠障害)の診療の流れ
2.OSASの検査
3.その他の睡眠障害の検査
4.OSASの治療
5.その他の睡眠障害の診断と治療
6.専門診療科との連携
7.治療効果の判定
04章 睡眠呼吸障害の診断法
1.問 診
2.検査方針
3.検査の実際
4.鑑別診断
5.専門医との連携
05章 睡眠呼吸障害の上気道形態の評価
1.視 診
MEMO 口峡
2.内視鏡検査
3.鼻腔通気度検査
4.X線検査(X線単純撮影,頭部X線規格撮影,X線透視撮影,CTなど)
5.MRI
06章 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
MEMO 睡眠段階(睡眠ステージ)の表記法の変更
1.PSGの記録
2.PSG報告書
MEMO 低呼吸の定義
3.ビデオ録画
4.PSG報告書の評価
5.PSG結果の説明
07章 小児の睡眠呼吸障害
1.小児のOSASの呼吸パターン
2.小児のOSASの病態
3.小児のOSASの特徴
4.小児のOSASの誘因
5.小児のOSASの合併症
MEMO 扁摘(口蓋扁桃摘出術)と小児の認知・行動・成長
MEMO 「寝る子は育つ」
6.小児のOSASの終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
7.小児のOSASの診断と治療
08章 睡眠呼吸障害の集学的治療
1.OSASに対する集学的治療
2.OSASに対する治療の適応
3.CPAP療法
4.手術治療
5.口腔内装置治療
6.減量
7.就寝時の体位
8.上気道の管理
9.アルコール,睡眠薬
10.いびき・OSASをきたす原疾患の治療
11.合併した他の睡眠障害
12.専門診療科との連携
09章 CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸)療法
1.CPAP療法の健康保険診療の適応
2.CPAP療法の基本的原理
3.CPAP療法の治療圧の測定(タイトレーション)
4.タイトレーションの方法
MEMO タイトレーション(Titration)
5.CPAP療法の治療圧
6.CPAP装置の種類と選択
7.マスクの種類と選択
8.CPAP療法の問題点
9.CPAP療法と定期的な外来管理
10.CPAP療法の治療継続率(コンプライアンス)を上げるためには
10章 手術治療
1.上気道形態の評価(閉塞部位の診断)の重要性
2.OSASに対する手術治療の目的
3.口蓋垂・軟口蓋・咽頭形成術(uvulopalatopharyngoplasty:UPPP)
4.口蓋扁桃摘出術
5.Laser―assisted uvulopalatoplasty(LAUP)
6.鼻腔通気度改善手術(内視鏡下鼻・副鼻腔手術)
7.鼻中隔矯正術
8.下鼻甲介粘膜焼灼術
9.下鼻甲介肥大に対する下鼻甲介手術
10.鼻ポリープ(鼻茸)摘出術,副鼻腔手術
11.舌根部の手術
12.顎顔面手術
13.Sleep Surgeryの周術期管理
11章 口腔内装置治療
1.OA治療の適応
2.OA治療の治療効果の予測
MEMO OA治療効果の簡便な評価法
3.OAの作製とOA治療の流れ
MEMO 下顎位置・下顎前方移動量の決定
4.OA治療中の経過観察
12章 他の睡眠障害
13章 睡眠呼吸障害と睡眠中の嚥下・誤嚥
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