書名 |
萌える!心力学 心機能がやさしくわかる58のエピソード |
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筆頭著者 |
岩倉克臣・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1686-6 |
発行年 |
2016年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 136頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
心力学の基本を楽しく・やさしく学べる! 病態の理解・心エコーの理解がさらに深まる!
「心力学って難しそう……」「本を読んだけどよくわからん」と心力学に苦手意識を持っていませんか? そのような方にオススメの入門書ができました! 初学者が理解しておくべき心力学の基礎の基礎となる、「①フランク-スターリングの法則、②左室圧-容積関係、③心室-動脈連関」を取り上げ、楽しく・やさしく読み進めることができるよう、以下の特長を持たせました。
•短時間でも読み進めることができるよう、1つのエピソードを見開き2頁で完結させ、58のエピソードにまとめています。
•3人の登場人物による対話形式で、スラスラと読み進めることができます。
•視覚的にも理解できるようイラスト・図を豊富に掲載しました。
•随所に症例を挙げ、臨床との関連も解説しています。
本書を読めば、心力学の基礎が身につき、日常の臨床―病態(特に心不全)および心エコーが示しているものをより深く理解できるようになります!
chapter 1 心力学ってなんだろう
1 心力学ってなんだろう
2 フランク先生とスターリング先生
chapter 2 フランク-スターリングの法則
3 筋肉とゴムひもの違いは?
4 これがフランク-スターリングの法則だ
5 どっちが本家で、どっちが元祖
6 前負荷・後負荷とは?
chapter 3 臨床でのフランク-スターリングの法則
7 不思議の国のフランク-スターリング
8 出血のときにはどうなる?
9 不全心をフランク-スターリングの法則で考えよう
10 逆流性弁膜疾患にだまされるな
11 不全心の輸液にはご注意!
12 利尿剤もフランク-スターリングでわかる
13 心アミロイドの問題点
14 HFpEFについて考えよう
15 フランク-スターリングの法則のまとめ
chapter 4 圧-容積曲線ってなんだろう
16 日本が誇る圧-容積曲線
17 まずは心周期の圧変化から
18 これが圧-容積曲線だ!
19 収縮性の指標Emax
20 収縮末期圧-容積関係(ESPVR)てなんですか
21 圧-容積曲線の測定方法
chapter 5 Emaxを理解しよう
22 エラスタンスとはなんだろう
23 心周期でエラスタンスは変化する
24 エラスタンス、Vd、Emax
25 心筋収縮の分子的機序(1)
26 心筋収縮の分子的機序(2)
27 クロスブリッジがEmaxを決める
28 圧-容積関係とフランク-スターリングの法則
29 収縮不全心での圧-容積関係
30 拡張型心筋症と心アミロイド
31 なぜ左室駆出率ではいけないのか
32 等容性収縮期の指標としてのdP/dt
chapter 6 拡張能を理解しよう
33 等容弛緩期と血液流入期
34 心筋弛緩の分子的機序
35 弛緩能の指標τ(タウ)
36 心エコーでのIVRT(等容弛緩時間)
37 なぜ肺うっ血が起きるのか
38 拡張末期圧-容量曲線(EDPVR)てなんですか
39 E/AとEDPVRの違いは
40 拡張能と左室エラスタンス
41 EDPVRから肺うっ血を考える
42 不全心とEDPVR(1)
43 不全心とEDPVR(2)
44 収縮不全と拡張不全
45 心膜によるエラスタンス
46 EDPVRについてのその他の話題
47 拡張能の指標としてのE/A(1)
48 拡張能の指標としてのE/A(2)
49 拡張能の指標としてのE/A(3)
chapter 7 心室-動脈連関ってなんだろう
50 心室-動脈連関を勉強しよう
51 仕事の効率ってなんだろう
52 実効動脈エラスタンスってなんだろう
53 これが心室-動脈連関だ
54 効率のよい左室駆出率とは
55 心室-動脈連関でみる前・後負荷の効果
56 不全心の心室-動脈連関
57 強心薬と心拍数の影響
58 エピローグ