書名 |
循環器研修ノート (改訂第2版) |
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筆頭著者 |
永井良三・他編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7878-2183-6 |
発行年 |
2016年5月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 708頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価8,580円(本体7,800円 税10%) |
後期研修医・指導医対象.診療・検査・疾患に対する知識に加え臨床の現場で直面する問題の解決や循環器専門医としてのコミュニケーション能力習得のための必携の書.
第1章 循環器研修でのアドバイス
A循環器医学のすすめ
B医療現場でのコミュニケーション
C勉強の仕方
D医療安全
第2章 診察の進め方
A医療面接の仕方
1. 循環器病診療における医療面接
2. 英語での医療面接
B循環器患者の身体所見の取り方
■ 診察のポイント
第3章 研修で学ぶべき知識と技術
A検 査
1. 胸部X線写真の読み方
2. 標準12誘導心電図のとり方と読み方
3. Holter心電図
4. 遅延電位(LP)
5. 運動負荷試験(Master,トレッドミル,エルゴメーター,呼気ガス分析)
6. Head-up tilt test(HUT)
7. 心血管生化学マーカー
8. 心エコー
9. 冠動脈CT angiography (CTA)の可能性と限界
10. MRI(magnetic resonance imaging)
11. 心臓シンチグラム
12. 心臓カテーテル検査と心血管造影(冠動脈造影,左室造影,動脈造影)
13. 血管内診断機器(IVUS, OCT, FFR)
14. 頚動脈エコー
15. 電気生理学的検査
16. 四肢の血圧と脈波検査
B基本的な管理・処置
1. 安静度
2. 体位のとりかた
3. 水分出納の観察
4. 酸素投与
5. 食事療法,栄養指導
6. 日常生活上の注意:肉体的負荷に対して
7. 日常生活上の注意:メンタルヘルス
8. 静脈路の確保
9. 心嚢穿刺
10. 胸腔穿刺
Cおもな症候のみかたと対応
1. 胸痛・胸部の圧迫感
2. 呼吸困難
3. 動悸,心悸亢進 4. 失神,めまい,意識障害5. チアノーゼ 6. 心音異常・心雑音
7. 血圧異常
8. 四肢疼痛
9. 腹痛
D循環器救急
1. 救急患者の循環動態をどのように把握するか?
2. 循環器救急における血行動態モニタリング
3. 循環器救急で必要なBLS/ALS
4. 循環器救急で見逃してはならない鑑別診断
第4章 各疾患のみかたと対応
A心身症としての循環器疾患
B不整脈
1. 不整脈の種類と診断法
2. 抗不整脈薬の選び方
3. 早期興奮症候群,Brugada症候群
4. 心房性期外収縮,発作性上室頻拍,心房粗動,心房細動
5. 心室期外収縮,心室頻拍,心室細動
6. 洞不全症候群,房室ブロック
7. ペースメーカ不全
8. QT延長症候群,薬剤誘発性不整脈
C心不全
1. 心不全の診断と重症度評価
2. 急性心不全の初期対応と治療
3. 慢性心不全の治療
4. 心不全における併存疾患の管理
(糖尿病,貧血,CKD,COPD,カヘキシーなど)
5. 心不全における睡眠呼吸障害の管理
6. 心不全のリハビリテーション
7. 治療抵抗性心不全の治療戦略(補助人工心臓,移植)
D虚血性心疾患
1 安定狭心症
2. 急性冠症候群
3. その他
E弁膜疾患
1. 増加する心臓弁膜症 2. 僧帽弁閉鎖不全症:プライマリー 3. 僧帽弁閉鎖不全症:虚血,心不全に伴う4. 僧帽弁狭窄症5. 大動脈弁閉鎖不全症 6. 大動脈弁狭窄症7. 感染性心内膜炎
8. 人工弁置換術後の管理
F成人先天性心疾患
1. 成人先天性心疾患診療の現状と問題点 2. 心房中隔欠損症
3. 心室中隔欠損症 4. 動脈管開存症
5. Fallot四徴症
6. Ebstein奇形
7. 修正大血管転位症
8. 大動脈縮窄症
9. Fontan術後
10. 先天性心疾患のおもな術式を理解する
11. 成人先天性心疾患の合併症G心膜疾患
1. 心膜疾患・心嚢液貯留・心タンポナーデの診断ポイント
2. 急性心膜炎(ウイルス性)
3. 収縮性心膜炎
H心筋症
1. 心筋疾患の診断のポイント
2. 肥大型心筋症
3. 拡張型心筋症
4. 拘束型心筋症
5. 不整脈原性右室心筋症
6. 特定心筋疾患(特に心アルコイドーシス,心アミロイドーシス)
7. 急性心筋炎(劇症型心筋炎含む)
I心臓腫瘍
J血圧の疾患
K動脈疾患
L肺循環系の疾患
M他臓器疾患に伴う循環器異常
N静脈・リンパ管系の疾患
第5章 非心臓手術・検査時の注意点とリスク管理
第6章 書類の形式