近年，飛躍的に進む「膠原病・リウマチ・アレルギー」の診断法や治療法．難解な全身性の自己免疫疾患を先輩医師の経験を盛り込み明解に解説．「研修ノート」の新たな一冊．

第1章　膠原病・リウマチ・アレルギー専門医をめざす
Aはじめに

8. 専門医，サブスペシャリティをめざすための勉強法（アレルギー）


C医療現場でのふるまい方

第２章　基礎知識を養う
A運動器学
1. 運動器の構造と機能
2. 結合組織の生化学 B免疫学
1. 免疫担当細胞
2. 免疫系による異物認識機構
3. ヘルパーT細胞の分化機構
4. 免疫グロブリンの産生制御機構
5. 炎症性サイトカインの産生機構とその役割
，
6. アレルギー応答の分子メカニズム
7. 自己免疫応答の分子メカニズム 8. 骨免疫学
第３章　診察と検査の手技を学ぶ
A診　察
1. 系統的診察の重要性
2. 関節所見のとり方 3. 皮膚所見のとり方
B一般臨床検査
1. 急性期反応物質検査
2. 末梢血 3. 凝固，線溶系
4. 生化学検査
5. 検尿・検便
C免疫・アレルギー学的検査
1. 免疫グロブリン
2. 自己抗体（抗核抗体，リウマトイド因子，疾患標識自己抗体）

3. 血清補体価，免疫複合体
4. IgE・特異的IgE
5. サイトカイン・ケモカイン D画像検査
1. 胸部
2. 関節
3. 中枢
4. 筋肉 5. 上気道（副鼻腔含む）
6. 骨密度測定（全身）
7. 核医学検査（PET，SPECT） E生理学的検査
1. 呼吸機能検査2. 筋電図
3. 脳波F追加・特殊検査
1. 関節穿刺・関節鏡検査2. 眼科的検査（角膜，眼底検査，Schirmer試験を含む）
3. 髄液検査 4. 気管支鏡検査 5. 呼気ガス分析 呼気中一酸化窒素濃度（FeNO）測定
6. 喀痰検査 7. 皮膚検査
8. 気道過敏性検査

第４章　症候・検査所見から診断に迫る
A膠原病・リウマチの症候
1. 全身症状（発熱を中心に）
2. 関節・関節周囲組織症状3. 皮膚症状
4. 筋症状 5. 呼吸器症状 6. 消化器症状
7. 腎・泌尿器症状
8. 精神・神経症状
9. 循環器症状
10. 造血器症状11. 眼科領域症状
12. 膠原病における耳鼻科領域症状
13. 腰痛（炎症性腰痛を含む）
Bアレルギーの症候
1. ショック症状，アナフィラキシー
2. アレルギー性結膜炎
3. 鼻炎
4. 咳，喘息発作
5. 皮疹（蕁麻疹），皮膚炎

第５章　治療薬を使いこなす
A膠原病・リウマチ治療薬
1. 副腎皮質ステロイド
2. 非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）
3. 抗リウマチ薬
4. 免疫抑制薬
5. 生物学的製剤
6. 肺高血圧症治療薬
7. 高尿酸血症・痛風治療薬
8. 骨粗鬆症治療薬
9. 免疫グロブリン静注療法
Bアレルギー疾患治療薬
1. 抗ヒスタミン薬
2. 喘息治療薬
3. 点鼻薬4. 外用薬
5. 点眼薬 第６章　膠原病・リウマチ・アレルギー疾患を診療する
A膠原病・リウマチ
1. 膠原病・リウマチの治療総論

2. 全身性結合組織病

3. 脊椎関節炎（SpA）
4. 変形性関節症（OA） 5. 感染性関節症6. 代謝性および内分泌疾患に関連する関節症
7. 神経血管障害
8. 骨軟骨疾患

9. その他のリウマチ性疾患および関連疾患
Bアレルギー
1. アレルギーの治療総論
2. 呼吸器疾患
3. 耳鼻科疾患
4. 皮膚疾患
5. 眼科疾患

6. その他のアレルギー疾患
第７章　諸制度を使いこなす
1. 膠原病・リウマチ・アレルギー性疾患の社会的・経済的影響

2. 法律の知識 奥村二郎
3. 公費負担制度，難病指定
4. 介護保険制度 5. 高額療養費制度6. 障害者認定（肢体不自由）7. 障害者認定（呼吸器機能障害） 8. 医療事故調査制度

第８章　医療文書を書く