書名 |
高次脳機能障害 ―その評価とリハビリテーション (2版) |
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筆頭著者 |
武田克彦・他編著 |
その他著者等 |
長岡正範/水野智之/渡邉 修/本田哲三/衛藤誠二/川平和美/早川裕子/鈴木匡子/板東充秋/海野聡子/岩永 勝/蜂須賀研二/穴水幸子/三村 將/前島伸一郎/大沢愛子/藤原加奈江/宮崎裕子/浦上裕子/ |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-22805-4 |
発行年 |
2016年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 196頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価5,720円(本体5,200円 税10%) |
高次脳機能障害におけるリハビリテーションの具体的な技術・方法をコンパクトに紹介.医師のみならず,リハビリに携わる全てのスタッフ必携の実践書.
§1. 神経心理学の歴史 〈武田克彦〉
A.Broca以前
B.Broca
C.Broca以後の局在論
D.全体論について
E.その後の展開
§2. リハビリテーションの歴史 〈長岡正範〉
A.リハビリテーション全般の歴史?高次脳機能障害との関連で
B.医学モデル,障害モデルから国際生活機能分類へ
1 医学モデル
2 障害モデル
3 国際生活機能分類
C.リハビリテーションの定義
D.高次脳機能障害のリハビリテーションに関する歴史
1 欧米での取り組み
2 我が国の取り組み
§3. 神経心理学とは,神経心理学的アセスメントとは 〈武田克彦〉
A.神経心理学の学問的な目的
B.病巣研究
C.認知神経心理学
D.認知神経心理学における仮定
E.単一症例の重視
F.神経画像研究
G.神経心理学の臨床的な目的
H.神経心理学的アセスメント
1 実際の場面
2 患者から病歴をとる
3 神経学的診察
4 神経心理学的診察
5 神経心理テスト
§4. 高次脳機能障害リハビリテーションの考え方 〈長岡正範〉
A.欧米でのシステム?モデル事業で手本にした仕組み
B.高次脳機能障害は回復するのか? ?高次脳機能障害者支援モデル事業の成績から
C.モデル事業で実施された訓練の内容について
1 異なるセッティングでのリハビリテーション
2 医学的管理がどのプログラムでも大切
3 具体的な訓練の内容
4 医学的リハから生活訓練,職能訓練への移行
D.モデル事業以降のわが国における成果
§5. 高次脳機能障害を生じる疾患 〈水野智之〉
1.脳血管障害
1 無症候性脳血管障害
2 一過性脳虚血発作
3 脳出血
4 くも膜下出血
5 脳梗塞
6 血管性認知症
7 高血圧性脳症
2.頭部外傷による脳損傷
A.外傷性頭蓋内血腫
1 急性硬膜外血腫
2 急性硬膜下血腫
3 慢性硬膜下血腫
4 外傷性脳内血腫
5 外傷性くも膜下出血
B.脳挫傷
C.びまん性脳損傷
3.脳炎
4.低酸素脳症
5.脳腫瘍術後
6.変性疾患
1 アルツハイマー病
2 前頭側頭葉変性症
3 びまん性レビー小体病
4 多系統萎縮症
§6. 高次脳機能障害のための画像診断 〈渡邉 修〉
A.ブロードマンBrodmannの脳地図と脳回
B.前頭葉損傷が主体となる高次脳機能障害
1 前頭葉挫傷例
2 下垂体腫瘍術後例
C.頭頂-側頭葉損傷が主体となる高次脳機能障害
1 右下頭頂小葉を中心とする挫傷例
2 左中大脳動脈領域の梗塞例
D.視床損傷が主体となる高次脳機能障害
脳底動脈解離例
E.被殻損傷が主体となる高次脳機能障害
左被殻出血例
F.離断症候群による高次脳機能障害
前大脳動脈の閉塞による脳梁離断例
§7. 注意障害のリハビリテーション 〈本田哲三〉
§8. 知覚障害のアセスメント,リハビリテーション 〈衛藤誠二,川平和美〉
§9. 失認のアセスメント,リハビリテーション 〈早川裕子,鈴木匡子〉
§10. 失行のアセスメント,リハビリテーション 〈板東充秋〉
§11. 記憶障害のアセスメント 〈海野聡子〉
§12. 記憶障害のリハビリテーション 〈岩永 勝,蜂須賀研二〉
§13. 遂行機能障害のアセスメント,リハビリテーション 〈穴水幸子,三村 將〉
§14. 半側空間無視のアセスメント,リハビリテーション 〈前島伸一郎,大沢愛子〉
§15. 言語障害のアセスメント,リハビリテーション 〈藤原加奈江〉
§16. 読み書き障害のアセスメント,リハビリテーション 〈宮崎裕子〉
§17. 高次脳機能障害のリハビリテーションの遂行など に影響を与える精神症状 〈浦上裕子〉
索引