眼科診療のエキスパートを目指すための好評シリーズの1冊。難解と言われながらも避けては通れない神経眼科疾患について、近年の診療ガイドラインの整備、神経画像検査・OCTなど診断補助手段の進歩、薬物療法や手術手技の変化などを踏まえ、教科書的な知識ではなく、臨床に直結した実践的な情報を網羅。各項目に「一般眼科医へのアドバイス」を掲載し、明日からの診療にすぐに役立つ。神経眼科診療に携わるすべての人の必携書。

第1章　総説
　神経眼科疾患の診療概論
第2章　視神経疾患
　I　視神経疾患の診断総論
　II　疾患各論
　　A　特発性頭蓋内圧亢進症
　　B　視神経炎と多発性硬化症
　　Topics
　　　視神経疾患のOCT
　　C　抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎
　　D　小児の視神経炎
　　E　視神経周囲炎
　　F　動脈炎性虚血性視神経症
　　G　非動脈炎性虚血性視神経症
　　Topics
　　　糖尿病乳頭症
　　H　外傷性視神経症
　　Topics
　　　経角膜電気刺激
　　I　Leber遺伝性視神経症
　　J　常染色体優性遺伝性視神経萎縮
　　Topics
　　　メラノプシン含有網膜神経節細胞と視神経症
　　K　甲状腺性視神経症
　　L　鼻性視神経症
　　M　圧迫性視神経症
　　N　中毒性視神経症
　　O　AZOORとAZOOR complex
　　P　浸潤性視神経症
　　Q　視神経の腫瘍
　　R　視神経異形成
　　S　半盲と病変部位
　　Topics
　　　OCTからみた経シナプス逆行性変性

第3章　眼球運動障害
　I　眼球運動障害の診断総論
　II　疾患各論
　　A　核上性眼球運動障害
　　B　Fisher症候群
　　C　進行性核上性麻痺
　　D　上斜筋ミオキミア
　　E　眼振
　　F　Duane症候群
　　G　眼運動神経麻痺
　　H　固定内斜視
　　I　甲状腺性ミオパチー
　　J　外眼筋線維症
　　K　外眼筋ミオパチー
　　L　核下性および機械的眼球運動障害の治療

第4章　眼窩・眼瞼・全身疾患
　　A　眼窩筋炎
　　B　IgG4関連眼疾患
　　C　肥厚性硬膜炎
　　D　眼窩吹き抜け骨折
　　Topics
　　　眼窩吹き抜け骨折の手術時期
　　E　頸動脈海綿静脈洞瘻
　　F　重症筋無力症
　　G　傍腫瘍症候群と神経眼科
　　H　眼瞼痙攣
　　I　片側顔面痙攣
　　J　上眼瞼後退症
　　Topics
　　　低髄液圧症候群と眼症状

和文索引
欧文索引