書名 |
心腎連関を深め 体液管理を極める ≪Management of Heart Failure≫ |
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筆頭著者 |
猪又孝元・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-8306-1962-5 |
発行年 |
2016年3月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 196頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価7,150円(本体6,500円 税10%) |
循環器医が知りたい疑問に腎専門医が解説する「循環器医のために」「腎臓医により教示される」実践本.心不全診療での体液管理に際し腎臓をどう理解すべきか示した.
I 心不全に影響する体液の理解─循環器医は体液をどうしたいのか?─
1 体液の「量」と心不全
2 体液の「圧」と心不全
3 体液の「組成」と心不全
II 腎臓の体液管理メカニズム─心不全管理にどう関わるか─
1 腎臓の水電解質バランス機構
2 腎が体液調節を司る際の修飾因子─心不全時に着目して─
a.腎低灌流
b.腎うっ血
c.神経体液性因子
d.comorbidity
e.併用薬物
III 病態─CRS分類に基づく心腎連関の理解:臨床シナリオから考える─
1 CRS type 1(acute cardiac dysfunction leading to acute kidney injury)
2 CRS type 2(chronic heart failure leading to renal dysfunction)
3 CRS type 3(acute kidney injury leading to acute cardiac dysfunction)
4 CRS type 4(chronic renal failure leading to cardiac dysfunction)
IV 体液管理に必要な腎機能・腎障害を何ではかるか─具体的なメルクマールとは─
1 心不全急性期管理での腎指標
2 心不全慢性期管理での腎指標
3 尿細管・集合管の機能
4 腎血管・腎灌流
V 腎保護を理解する─循環器医はどう腎臓を見守るべきか─
1 そもそも腎保護とは何か
2 どこまで腎障害が許容できるか,待てば腎は再生するか
3 腎保護と心保護の優先権,管理におけるバランスシート
a.腎臓専門医の立場から
b.心臓専門医の立場から
VI 心腎連関を意識した心不全治療ツールの活用─どう腎臓を意識するか─
1 心不全基本治療薬
a.レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬
b.β遮断薬
c.ナトリウム利尿薬
2 カルペリチド
3 ドパミン
4 トルバプタン
5 透析・限外濾過
索引