書名 |
内科医のための睡眠薬の使い方 |
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筆頭著者 |
松浦雅人・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7878-2214-7 |
発行年 |
2015年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 160頁 |
分類 |
臨床医学系/その他/薬物療法 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
高齢化,夜型化,ストレス社会,シフトワークの常態化などで,不眠症のリスクがますます高くなる今,内科医待望の1冊.
第I章で睡眠薬・不眠症治療の基礎知識をわかりやすく基本見開きでコンパクトに解説,
第Ⅱ章では各薬剤の重要点が一目でわかるように工夫した.
患者説明にすぐに使えるQ&A,睡眠にまつわるコラム,主な薬剤写真も充実.診察室の書架に必須の1冊!
第Ⅰ章 睡眠薬治療の基本
1 不眠を訴える患者を診たとき,まずは非薬物的アプローチを行う
2 睡眠薬治療を始めるときに,知っておくべきこと
3 睡眠薬治療をやめるときに,知っておくべきこと
4 小児・思春期,女性例に対する睡眠薬の使い方
5 高齢者に対する睡眠薬の使い方
6 認知症のある人の不眠症への対処法
7 うつ病に伴う不眠症への対処法
8 その他の精神障害に伴う不眠症への対処法
9 高血圧・心疾患をもつ人への睡眠薬投与
10 腎疾患・泌尿器疾患をもつ人への睡眠薬投与
11 呼吸器疾患をもつ人への睡眠薬投与
12 その他の身体疾患をもつ人への睡眠薬投与
13 薬剤が原因となる不眠症に注意
14 睡眠薬の代謝と相互作用
15 睡眠薬を過量服用してしまったら
16 睡眠薬を服用している人の自動車運転
第Ⅱ章 睡眠薬各論
A 不眠症臨床で用いられる薬剤
1 オレキシン受容体拮抗性睡眠薬
スボレキサント
2 メラトニン受容体作動性睡眠薬
ラメルテオン
3 GABA系睡眠薬
3-1 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
3-1-1 ゾルピデム
3-1-2 ゾピクロン
3-1-3 エスゾピクロン
3-2 ベンゾジアゼピン系睡眠薬
3-2-1 トリアゾラム
3-2-2 エチゾラム
3-2-3 ブロチゾラム
3-2-4 リルマザホン
3-2-5 ロルメタゼパム
3-2-6 ニメタゼパム
3-2-7 フルニトラゼパム
3-2-8 エスタゾラム
3-2-9 ニトラゼパム
3-2-10 クアゼパム
3-2-11 フルラゼパム
3-2-12 ハロキサゾラム
B 不眠症への適応があるが不眠症臨床で用いられない薬剤
3-3 バルビツール酸系睡眠薬
3-3-1 ペントバルビタール
3-3-2 アモバルビタール
3-3-3 バルビタール
3-3-4 フェノバルビタール
3-3-5 ベゲタミンRA,B
3-4 非バルビツール酸系睡眠薬
3-4-1 臭化カリウム
3-4-2 ブロモバレリル尿素
C 不眠症への適応はないが睡眠改善薬として用いられる薬剤
4 鎮静系抗精神病薬
4-1 レボメプロマジン
4-2 クエチアピン
5 鎮静系抗うつ薬
5-1 トラゾドン
5-2 ミアンセリン
5-3 ミルタザピン
6 生理検査で用いられる催眠薬
6-1 トリクロホスナトリウム
6-2 抱水クロラール
7 抗ヒスタミン薬
7-1 ジフェンヒドラミン
7-2 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
7-3 プロメタジン
7-4 シプロヘプタジン
7-5 ヒドロキシジン
8 漢方薬
第Ⅲ章 睡眠薬使用上のQ&A
付 録
1 各種睡眠薬・睡眠改善薬の発売年,商品名,剤型,薬価,後発医薬品の有無
2 各種睡眠薬・睡眠改善薬の用量,最高血中濃度到達時間(Tmax),消失半減期(T1/2)
3 各種睡眠薬・睡眠改善薬の規制区分,処方日数制限
4 各種睡眠薬・睡眠改善薬の胎児危険度と授乳の可否
5 各種睡眠薬・睡眠改善薬の等価換算表
6 薬剤一覧
索 引
Column
・入浴と睡眠
・断眠の世界記録
・日曜不眠症とは?
・アルコールと睡眠
・睡眠不足とメタボリック症侯群との関係
・健康な人の眠りとは?
・サマータイム
・重大な産業事故は睡眠不足が原因
・線維筋痛症の不眠
・不眠症治療の経過
・長時間睡眠者
・短時間睡眠者
・アンビエン・ドライバー
・アンビエン(R)と夜間摂食症候群
・薬物の血中濃度の推移
・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の開発物語
・終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)とは?
・ベンゾジアゼピン系睡眠薬の開発物語
・トリアゾラム・バッシング
・乳幼児の夜泣きへの対処法
・幼児の早寝・早起きが定着しつつある
・睡眠と覚醒のフリップ・フロップのシェーマ
・特発性不眠症とは?
・睡眠時間の個人差
・男性のほうが女性よりも睡眠リズムをくずしやすい
・朝型(ひばり型)と夜型(ふくろう型)の睡眠リズム
・オレキシン(ヒポクレチン)の命名
・産業革命以前には人は2回に分けて睡眠をとっていた
・不眠による経済損失
・不眠と不眠症は異なる
・原発性不眠症とは?
・運動と睡眠
・睡眠不足の影響は若い人で大きい
・睡眠負債は2週間持続する
・不眠と生活習慣病の関係
・推奨される年齢別睡眠時間
・日本人は睡眠時間が短い
・睡眠の日
・睡眠日誌