書名 |
脱・思い込みめまい診療 ―めまいは内耳とは限らない |
---|---|
筆頭著者 |
中山杜人・著(額田記念病院 内科) |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-88002-185-0 |
発行年 |
2015年11月 |
判型 / 頁数 |
B6判 / 152頁 |
分類 |
臨床医学系/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
高齢者や、中高年の糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満、喫煙などの危険因子をもつ患者は、良性発作性頭位めまいと鑑別困難な眼振症状を示す中枢性発作性頭位めまいを起こしやすい。本書は、めまい鑑別のコツを著者の経験と豊富な症例でわかりやすく伝授。教科書では学べない臨床のエッセンスを随所にちりばめ、若手からベテランまで、めまい診療を楽しく学べる。めまいの診療をきっかけに、患者さんの生活習慣の改善をめざしたい。
First Message
CHAPTER 1 めまい診療 概論
Ⅰ めまい,眼振はどのようにして起きる?
Ⅱ めまいにはどんな病気がある?
1.末梢(内耳)性めまい
2.中枢性めまい
3.その他のめまい
4.まれなめまいのケース
Ⅲ 中高年の中枢性発作性頭位めまい―症例による検討―
1.頸椎異常に起因する症例
2.血管病変が発見された症例
3.発症後に脳血管障害を起こした症例
4.脳の循環不全,血管病変や橋,小脳に小梗塞,大脳に陳旧性の脳出血が発見された症例
●Coffee Break 1 普通の治療でよくならないケースにはどう対処する?
文献
ポイントレッスン
CHAPTER 2 めまい診療 実践
Ⅰ 医療面接(問診)のコツ
Ⅱ 平衡機能検査を行う順序
Ⅲ 診断のコツ
Ⅳ 最前線の臨床医のための重要事項
●Coffee Break 2 著者のめまい,耳鳴,耳閉感の経験―年齢が進むと首との関連が目立ってくる―
Ⅴ 第一線の臨床医のためのめまい診療の進め方
1.内科でよく遭遇するめまい
2.内科で遭遇するその他のめまい
3.めまいで最終的にしておくことは
Ⅵ 状況別めまい診療
1.救急外来でめまい患者を診たら
2.新患外来でめまいを診たら,あるいは再診で診察している人がめまいを訴えたら
Ⅶ 今日から役立つ! めまい診療の実践テクニック
1.眼振以外のめまい診断へのアプローチ
2.臨床医のためのめまい処方
3.めまい患者のめまい以外の症状について
4.外来でよく遭遇するQ & A
Ⅷ 最終的に頭に入れておくこと
Ⅸ これからのめまい診療の注意点
文献
CHAPTER 3 めまい診療 資料
めまいと一過性脳虚血発作,脳腫瘍,脳動脈瘤のリスト
1.めまいと一過性脳虚血発作(内頸動脈領域)
2.めまいと脳腫瘍
3.めまいと脳動脈瘤
おわりに
めまいエッセンス3ヵ条
索引