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書名

新・血栓止血血管学 血管と血小板

筆頭著者

一瀬白帝・他編著

出版社名

金芳堂

ISBNコード

ISBN978-4-7653-1642-2

発行年

2015年8月

判型 / 頁数

B5判 / 255頁

分類

臨床医学系/血液・造血器

価格

定価7,040円(本体6,400円 税10%)

内容

血栓止血を無視して医学は語れない!新企画「新・血栓止血血管学」シリーズ刊行!
本書は、最新の二光子顕微鏡による観察や細胞基盤型モデルにもとづく血栓の発生メカニズムなどをキャッチアップし、近年研究が著しく進んでいる血栓止血血管学の羅針盤となるべく編集された。
また、血栓や止血についての理解は、血液の凝固因子の生化学的な作用だけでなく、血管の脈管形成や血管と神経の相互作用、血管と血液の物理的相互作用などの基礎的事実を踏まえてこそ進むと考える。そこで本書では、血小板と血管に着目した。血栓症と出血症の制圧のため、遺伝子から全身の脈管形成まで血管と血小板の動態を網羅した決定版である。

目次

  I.止血機構と血栓症 オーバービュー<一瀬白帝・丸山征郎>
  II.血栓の意味論―生体防御的血栓と生体損傷的血栓<丸山征郎>
  III.固線溶系因子の名称と国際疾病分類<一瀬白帝>
  IV.21世紀の研究と倫理:研究不正を防ぐために<岩江荘介・浅田祐士郎>

1部 血管
  1.血管病の分子病態:AVMを含むオーバービュー<中神啓徳・森下竜一>
  2.造血管幹細胞を維持する骨髄の微小環境(ニッチ)<長澤丘司>
  3.脈管形成(血管/リンパ管発生)<鈴木康弘・佐藤靖史>
  4.神経と血管のワイアリング<高橋輝明・高橋淑子>
  5.血管と血流の相互作用<安藤譲二>
  6.プロテアーゼ活性化受容体PAR<駒井太一>
  7.血管新生<高倉伸幸>
  8.動脈の構造と動脈硬化の病理<浅田祐士郎>
  9.メタボリック症候群と血栓症<須田将吉・南野徹>
  10.静脈血栓塞栓症の予防と治療<小林隆夫>
  11.末梢動脈閉塞症<三浦拓也・左近賢人>

2部 血小板
  12.血小板と血栓:オーバービュー<内山真一郎>
  13.血小板産生のメカニズム<松原由美子>
  14.血小板の超微細形態<鈴木英紀>
  15.血小板機能と血流<杉本充彦>
  16.血小板反応とそのシグナル伝達機構<井上克枝>
  17. 血栓形成制御とシミュレーション理論<後藤信哉>
  18. めでみる血栓形成過程:二光子顕微鏡の生体への応用<西村智>
  19.先天性血小板異常症の今(先天性巨大血小板症を含む)<柏木浩和>
  20.ScramblaseとScott症候群<小島寛・上妻行則>
  21.von Willebrand病<松下正>
  22.ADAMTS13<小亀浩市>
  23.TTPとaHUS<松本雅則>
  24.ヘパリン起因性血小板減少症<宮田茂樹>
  25.免疫性血小板減少症<桑名正隆>
  26.感染症と血小板<伊藤隆史>
  27.白血球・血小板複合体(NETs)<西田修・下村泰代>