書名 |
もしも「死にたい」と言われたら ―自殺リスクの評価と対応 |
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筆頭著者 |
松本俊彦・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-12974-0 |
発行年 |
2015年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 136頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価2,200円(本体2,000円 税10%) |
「死にたいくらいつらい」けど「本当は生きたい」のである.自殺企図,自殺未遂患者を前にして医療はいったい何ができるのか.この難しいテーマに真っ向から取り組んだ一冊.
目 次
はじめに
第1章 人はなぜ自殺するのか? 1
自殺の対人関係理論に基づく予防と治療・援助の基本
Ⅰ はじめに 1
Ⅱ 自殺の対人関係理論とは 2
Ⅲ 自殺の対人関係理論からみた精神障害と自殺との関係 6
Ⅳ 自殺の対人関係理論からみた危機介入のあり方 10
Ⅴ おわりに 15
第2章 隠された自殺念慮に気づくには 18
自殺念慮のアセスメントとCASEアプローチ
Ⅰ はじめに 18
Ⅱ 自殺予防における自殺念慮が持つ臨床的意義 19
Ⅲ 自殺念慮のアセスメントに際しての困難と注意点 23
Ⅳ 語りづらい話題を正直に語らせる技法 26
Ⅴ 自殺イベントの時系列アセスメント 28
Ⅵ 補足的な情報収集 33
Ⅶ おわりに 35
第3章 自殺企図の評価と対応 37
Ⅰ はじめに 37
Ⅱ 自殺企図の評価 38
Ⅲ 自殺念慮の告白に対する対応 44
Ⅳ 自殺企図の対応 48
第4章 非自殺性自傷に対する精神療法 59
Ⅰ はじめに 59
Ⅱ 非自殺性自傷の治療に際しての基本的な態度 60
Ⅲ 自傷のモニタリングとトリガー分析 65
Ⅳ 置換スキルの習得 69
Ⅴ 面接の実際 74
Ⅵ 症例A 17歳 女性 高校生 76
Ⅶ 自傷が止まった後のかかわり 79
Ⅷ おわりに 80
第5章 過量服薬の理解と予防・対応 83
Ⅰ はじめに 83
Ⅱ 過量服薬の理解 85
Ⅲ 過量服薬の予防 94
Ⅳ 過量服薬の危機介入 98
Ⅴ おわりに 101
第6章 心理学的剖検から見えてきた自殺の危険因子 104
Ⅰ はじめに 104
Ⅱ 心理学的剖検とは? 106
Ⅲ なぜ心理学的剖検研究が必要なのか―他の研究手法との比較 107
Ⅳ 海外における心理学的剖検研究の動向 110
Ⅴ わが国における心理学的剖検の現状 112
Ⅵ 私たちの心理学的剖検研究から現在までに明らかにされたこと 115
Ⅶ おわりに 121
あとがき 125
索引 131