書名 |
看護学生のための 実習の前に読む本 |
---|---|
筆頭著者 |
田中美穂・他著 |
その他著者等 |
蜂ヶ崎 令子 著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-260-02076-3 |
発行年 |
2015年2月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 128頁 |
分類 |
基礎看護/基礎看護学/教科書 |
価格 |
定価1,650円(本体1,500円 税10%) |
「受け持ち患者さんと何を話せばいいの?」「忙しそうな看護師さん、いつ声をかけたらいい?」「患者さんの急変どうしよう!」。臨地実習の前には不安がいっぱい。本書は、そんな看護学生を応援するための本。コミュニケーションのコツ、困ったときの乗り切り方など、実習前の学生が知っておきたいノウハウを、この1冊に詰め込んだ。実習前に、実習中に、頼りになるお守り本。
I 実習前対策
1 実習前に確認しておきたいこと
Step 1 実習の目的・目標を理解しよう
Step 2 自分の「免疫力」を知っておこう!
Step 3 実習に欠かせない7つ道具をそろえよう!
Step 4 大事なことを、もう一度チェック!
2 受け持ち患者さん決定!
Step 1 まず「わからないこと」を探そう
Step 2 「知ってるつもり」も、復習しておこう
3 自分の時間を管理する
臨地で勉強するって、どんな1日になるの?
実習期間中の勉強&遊びのバランスは?
II 指導者との関係
1 看護師への報告・連絡・相談〈ホウレンソウ〉を活用する
伝わる報告をしよう
定時報告の腕を上げよう!
III 看護援助技術
1 コミュニケーション
対人距離 interpersonal distance を考える
同情と共感は違うもの
2 感染予防
手指衛生は感染予防の基本
自分を守る、個人防護具
3 食事の援助
おいしく食べるための儀式
食事の前に確認すること
間違って配膳しないために
食器配置の決まりごと
経鼻経管栄養法の注意
4 清潔の援助
清潔方法の決め方
安全・安楽な入浴のために
着替えの常識を知っておこう
事前に自己練習しておきたい技術
清潔ケアは観察の機会
5 排泄の援助
排泄方法の見極め方
膀胱留置カテーテルの管理
尿量測定と蓄尿
排泄ケア時、観察すべきこと
6 活動の援助
動かないことの弊害
褥瘡を防ぐ
起立性低血圧による転倒を防ぐ
日常生活行動がリハビリテーションになる
患者さんが昼間、寝てばかりいたら?
7 検査の援助
検査に行く前の確認
検査について行くとき、検査中
検査から帰ってくるとき
造影剤、バリウムの排泄
8 呼吸の援助
吸引時の注意点
酸素療法(酸素投与)
サチュレーションモニター
生活行動の中で呼吸を観察する
9 与薬の援助
患者さんの飲んでいる薬を確認しよう
安全な与薬のための確認事項
内服のタイミング
与薬のときに特に注意すること
副作用で起こりがちな症状
薬の飲み方の工夫
IV 観察のポイント
1 バイタルサイン
バイタルサインの測定だけで終わらせない!
援助の前・後にもバイタルサイン測定
2 フィジカルアセスメント
胸部の観察
腹部の観察
脳神経の観察
3 検査値をみるときのポイント
V アクシデント
1 受け持ち患者さんが急変!
Step 1 人を呼びましょう
Step 2 意識を確認しましょう
Step 3 呼吸と脈拍を大まかに把握しましょう
Step 4 血圧を測定しましょう
Step 5 呼吸と脈拍を正確に測定しましょう
Step 6 看護師に報告しましょう
Step 7 家族の方への対応
2 暴力・セクシャルハラスメント
Step 1 「やめて下さい」と言いましょう
Step 2 その場から離れましょう
Step 3 教員や看護師に相談しましょう
Step 4 忘れられず、嫌な思いが続くときは
もしも友達に打ち明けられたら?
VI 実習記録の書き方
文章作法を復習しよう
個人情報の取り扱い
看護の専門用語を使おう
VII ホームへ帰還
忘れ物はないですか?
家に帰ったら
COLUMN
01 オペ室・ICUってどんなところ?
02 知っておきたい援助 排液バッグと心電図モニター
03 カンファレンスも実習の一部です!
04 おやすみ前のセルフ・モニタリング
05 臨地で人の死に触れる
付録 話題作りツール
索引