書名 |
骨折の臨床 (改訂第3版) |
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筆頭著者 |
村地俊二・他編(愛知県立看護短期大学学長) |
その他著者等 |
三浦隆行/加藤文彦/見松健太郎/服部順和/石田義人/花村浩克/木野義武/中村蓼吾/伊藤晴夫/横江清司 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-05418-9 |
発行年 |
1996年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 640頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価28,600円(本体26,000円 税10%) |
3版の序
人体の姿勢・運動器官の支柱は骨組織である.「骨折」はその組織結合中絶であるが,この現象は人類の創生以来,そして洋の東西を問わず,時代に関せず,日常生活の周辺に絶え間なく発生し,それに対する治療と対策は,医学・医療,とくに外科・整形外科領域の最も重要な対象の一つとして講究されて来た.
私が本書の端緒とも言える「骨折-その診療の実際」なる小著を上梓したのは昭和39年,1964年であった.思えばそれからすでに32年の歳月が流れたことになる.
その後,故坂野克彦先生をはじめ,同門の後輩たる整形外科医の支援と協力により新版「骨折の臨床」を1980年に出版したが,それにも16年の歳月を要した.
そしてその改訂2版が出版された1987年後でも早くも10年近くをたとうとしている.こうして10年,20年,30年がとぶように過ぎ去ったが,種々の骨折の発生は増すとも減りはしないし,その治療の原則は変わることなく引き継がれて来た.しかし,自然科学の進歩に伴い,診断や治療器材の開発,治療手技の改善,リハビリテーションシステムの整備等も目を見張る発達を遂げて来た.そこで本骨折書の内容も,その進展に応じて記述をあらため,表現を新たにして改版することが内外から要望されて来たのである.
私自身はすでに整形外科臨床の第一線を退いて年久しいので,このたびの3版は想を新たにし,名古屋大学整形外科教室の前教授であった三浦隆行名誉教授に,執筆者としてのみならず編集者をもお願いし,その後一層の経験と研鑽を積んだ旧版執筆者にさらに気鋭の整形外科医を加えて強力な執筆陣の充実をはかり,本書の編集をすることができた.
とくにcommon fractureといわれる臨床上重要な骨折の診療については,きわめて詳細に,懇切丁寧に記述されていると考えている.
元より骨折の治療に関しては,数限りない術式,実技があり,術者により見解や好みは異なると思うが,しかし本書には現代における骨折の診療の本流が示されていると信じている.本書を,骨折ならびに骨関節損傷の臨床に携わる外傷医の身近の友にして頂ければ編者の喜びと幸せこれに過ぐるものはない.
本書の刊行に絶大なるご支援を賜った名古屋大学整形外科教室関連病院,出版を引き受けられた中外医学社に深甚な感謝を捧げたい.
1996年2月
村地俊二
初版の序
「整形外科の本領はDeformitat(変形)を追究し,治療することにあり」と,たえず訓された名倉重雄教授の指導を受けた私は,その名倉院長の主宰された東京厚生年金病院整形外科における8年間,いわゆる整形外科的変形の診療よりもむしろ新鮮外傷の治療にたずさわることが遥かに多かった.第1線診療の現場にあっては各種の「骨折」を主とする外傷の臨床経験と修練を重ねることができた.
その実地の体験を「経」とし,その後名古屋大学整形外科教室に転じて勉強した基礎的検討や調査を「緯」として,前著「骨折-その診療の実際」を上梓したのが1964年初めであった.
それから早くも15年,さらに前著が絶版になってからも既に久しい.それ以後,骨折を主とする外傷学の進歩,治療技術の発展も瞠目すべきものが少なくない.私の前著の内容も大幅の改訂,増補を必要とするものであったが,その後の大学紛争や,私自らの身分の変化等によって改版もしくは新版の刊行は容易に実現できなかった.
しかるに名古屋大学整形外科教室の愛する後輩であり,私の世話によって西ドイツに渡り,Tubingen労災病院で3年間の診療体験を得て帰国した「坂野克彦」君という青年医師の目覚ましい活動は,この「骨折書」の刊行を一挙に促進する原動力となった.
名古屋掖済会病院に勤務する坂野医長は,日夜をわかたず来院する骨折患者に対しHEIPERTZ(現フランクフルト大学整形外科主任教授),WELLER両博士の指導下に獲得した卓越した診療技術を駆使して的確な治療を実施し,そのすぐれた成績を度々各種学会で報告発表した.
彼の医療への烈々たる熱情,満々たる自信,一徹な性格は,時として教室や学会を批判し,反撥し,その真実を理解されずして物議を醸すこともあった.しかし彼の実力とその業績は次第に専門領域の人々の承認と共鳴と評価を得るに至り,彼の声価は漸く高まりつつあった.
坂野医長は,私にかの前著「骨折」の全面的改訂を熱心に慫慂してくれた.既に外傷診療の前線から退いた私は,私自身の手による全面的改訂には躊躇していたが,彼は「では私との共著で新しい骨折書を作りましょう」と申し出て,その構想や企画をも説き続けた.そして私が漸く彼との共著に同意するや,彼は精力的に資料を集め文献を整え,執筆の準備を進めた.やがて日ならずして「総論」の準備ができて草案に着手するや,彼はしばしば夜遅く拙宅を訪れ,打合せや検討を重ねるのであった.
しかるに何たる災禍,何たる悲運であったろうか,心身の健康を誇った坂野医長は惣焉とこの世を去ったのである.悪夢の1975年6月28日であった.
坂野君の突然の死により,私は共同作業の相棒を失い,執筆の意気も沮喪し,もはやこの企画は断念せざるを得ぬかに見えた.
ところが約1年後,坂野医長の薫陶を受けた名古屋掖済会病院整形外科の若手医師は,「坂野先生の遺志を継いで,何としてもこの骨折書は完成しましょう.私達は全面的にその作業に協力し頑張ります」と私を激励し勇気づけてくれた.服部順和,伊藤晴夫,石田義人,横江清司の諸君であった.1976年の夏以来,私たちは再び執筆企画を練り直し,杉浦保夫(現名古屋大学整形外科助教授),森健躬(現東京厚生年金整形外科部長),木野義武(現名古屋掖済会病院整形外科医長)の諸君の協力をも得て草案執筆の分担,資料収集を精力的に推進した.その執筆項目と分担者は別表の通りである.
新しい本書の内容は前著と変りない部分も少なくないが,特に手術的療法については全く面目を一新している.そこには今は亡き坂野君が,骨折治療の技術や運用の体系について堂々と積み重ねた創意や工夫や苦悩の跡が読み取れる.彼の厳しい叱咤鞭撻を受けて成長した若い整形外科医が医長の志をその筆を通して具現したといってもよい.
かくして4年の歳月をかけた本骨折書はまさに完成しようとしている.いわばこの書は坂野医長に捧げる鎮魂の碑であり,短くも光彩ありし彼の生涯を偲ぶ慰霊の塔でもある.
前著もそうであったが,私を取り巻く幾多の整形外科医が,力弱き私を励まし,私を支えてその刊行を実現してくれた.今回も坂野君を愛し,敬した若い学徒が中心となって,この書を再び完成してくれたのである.限りない感謝の念をもって私は自ら幸福をしみじみと噛みしめながら,坂野克彦先生のとわの眠りの安らかなれとひたすら祈るものである.
なお本書の刊行にさいしていくつかのユニークな挿図を描いて頂いた篠田達明先生(愛知県心身障害者コロニー),ならびに本書の出版をお引受けいただいた中外医学社青木三千雄社長はじめ社の皆さんに心からの感謝を捧げるものである.
1979年11月 愛知県心身障害者コロニー中央病院にて
村地俊二
総論 〈三浦隆行〉1
I.骨折癒合と治療の原則 3
A.骨癒合の生物学的条件 3
B.骨癒合の物理学的条件 3
C.腫脹の防止と早期消退 3
II.骨折の種類 4
A.骨折原因による分類 4
1.病的骨折 4
2.疲労骨折 5
B.骨折型による分類 8
1.骨折時の外力の加わり方 8
2.骨折線の状態 8
3.骨折片転位の方向 8
C.開放創の有無による分類 8
D.AOグループにより提唱された骨折部位,骨折型による分類 8
III.骨折の症状 10
A.全身症状 10
1.vital sign 10
2.脂肪塞栓 11
B.骨折部局所症状 11
1.疼痛 11
2.腫脹 12
3.変形 12
4.機能障害 12
5.異常可動性 12
C.局所合併症 12
1.神経損傷 12
2.血管損傷 13
3.阻血性拘縮(VOLKMANN拘縮) 13
IV.年齢に対する配慮 13
A.小児の骨折 13
1.小児骨折の特徴 13
2.骨端線離開 13
3.自家矯正 14
4.後遺変形 15
B.老人の骨折 16
1.老人骨折の特徴 16
2.全身的老化とその対応 16
3.局所的老化とその対応 17
V.非観血的療法の原則 17
A.徒手整復 17
B.持続牽引 19
1.直達牽引 20
2.介達牽引 21
3.持続牽引に際しての注意事項 22
C.固定 23
D.非観血的機能療法 24
VI.観血的療法の原則 24
A.髄内固定 25
1.髄内釘固定法とは 25
2.髄内釘固定の手術手技 26
3.その他の髄内固定法 29
B.圧迫固定 29
1.綱線締結圧迫固定法 30
2.螺子固定法 33
3.内副子による圧迫固定 35
C.創外固定 38
1.創外固定器の種類 38
2.創外固定法の長所と短所 40
VII.非観血的治療と観血的治療の選択 42
A.観血的治療の利点 42
B.観血的治療の欠点 42
VIII.開放骨折治療の方針 42
A.開放骨折治療の基本方針 42
B.開放創の外科的洗浄 43
1.受傷より処置までの期間 43
2.外科的洗浄 44
C.骨転位の整復か創の閉鎖か 45
D.手術法の選択 46
E.開放創の閉鎖とその時期 47
1.創の閉鎖と骨折転位の整復,固定 47
2.皮膚欠損のある創の閉鎖 47
F.嫌気性菌感染 49
IX.骨折の異常経過 49
A.骨折の異常経過とは 49
1.異常経過の原因 49
2.遷延治癒,偽関節の好発部位 50
3.異常経過の症状 50
B.変形治癒骨折 50
C.過剰仮骨形成 51
D.遷延治癒骨折(骨癒合遷延) 51
E.偽関節 52
1.偽関節とは 52
2.術前処置 52
3.単純偽関節手術法 52
4.感染性偽関節の治療 54
5.広範軟部組織損傷を伴う偽関節の治療 55
F.骨化性筋炎 55
G.SUDECK骨萎縮(急性反射性骨萎縮) 57
H.無腐性骨壊死 57
X.リハビリテーション・QOL 57
XI.骨折治療の金言 61
体幹 63
I.頚椎骨折 〈加藤文彦〉65
A.上位頚椎(環椎・軸椎)骨折 65
1)環椎骨折 66
1.成因 66
2.診断 66
3.治療 67
2)軸椎関節突起間骨折(hangman骨折) 67
1.成因 67
2.診断 68
3.分類 68
4.治療 68
3)軸椎歯突起骨折 68
1.成因 69
2.診断 69
3.分類 69
4.治療 69
4)環軸椎脱臼 70
5)環軸椎回旋位固定 70
B.下位頚椎骨折 70
1.診断 71
2.成因と単純X線学的分類 71
3.症状 75
4.治療 76
C.頚髄損傷 80
1.診断 80
2.症状 84
3.急性期の治療 85
4.慢性期の治療 87
D.頚椎捻挫:いわゆる「むち打ち損傷」 88
1.分類と病名 88
2.症状 88
3.診断 89
4.治療 89
5.医師の対応 89
II.胸椎,腰椎骨折 〈見松健太郎〉91
1.胸椎,腰椎骨折初期治療の基本 91
2.three column theory 91
3.力の作用方向からみた胸椎,腰椎の骨折と安定性 92
4.治療法 93
5.脊髄損傷について 98
A.圧迫骨折 99
1.定義 99
2.成因 99
3.診断 100
4.治療 102
B.破裂骨折 103
1.定義 103
2.成因 103
3.診断 103
4.治療 104
C.CHANCE骨折 109
1.定義 109
2.診断 109
3.治療 109
D.脱臼骨折 109
1.定義 109
2.成因 109
3.診断 109
4.治療 110
E.slice骨折 110
1.定義 110
2.診断 110
3.治療 110
F.椎弓骨折 110
1.定義 110
2.診断 110
3.治療 111
G.横突起骨折 111
1.診断 111
2.治療 111
H.骨粗鬆症の骨折 112
1.成因 112
2.診断 112
3.治療 113
骨盤骨折 〈服部順和〉115
1.成因 115
2.分類 116
3.診断 119
4.合併症 123
5.治療 126
胸骨骨折 〈石田義人〉135
1.骨折部位と骨折型 135
2.合併症 136
3.診断 137
4.治療 137
肋骨骨折 〈石田義人〉140
1.診断 141
2.治療 141
3.合併症 143
特殊な肋骨骨折 144
肩甲骨骨折 〈花村浩克〉146
1.分類 146
2.X線診断 147
3.合併症 147
4.骨折部位別の診断と治療 147
鎖骨骨折 〈花村浩克〉153
1.機能解剖 153
2.成因 153
3.分類 153
4.診断 154
5.治療 155
上肢 163
上腕骨骨折 165
I.上腕骨近位端骨折 〈花村浩克〉165
1.解剖 165
2.成因 166
3.分類 167
4.診断 168
5.治療 170
6.運動療法 184
II.上腕骨骨幹部骨折 〈木野義武〉187
1.成因 187
2.診断 187
3.X線撮影 187
4.X線所見と整復上必要な局所解剖 188
5.合併症 188
6.治療法の選択 189
7.治療法の実際 190
8.上腕骨骨折偽関節の治療 201
III.上腕骨遠位端骨折 〈木野義武〉202
1.診断上の注意事項 202
2.治療上の注意事項 203
3.分類 206
A.上腕骨顆上骨折 206
1.成因 207
2.診断 209
3.治療 209
4.合併症および後遺症 220
B.上腕骨外顆骨折 221
1.成因 221
2.骨折型 222
3.診断 222
4.治療 223
5.合併症 225
C.上腕骨内上顆骨折(内顆骨折) 225
1.成因 227
2.骨折型 228
3.診断 229
4.X線診断 229
5.治療 229
6.合併症 231
D.上腕骨遠位骨端線離開 231
1.成因 232
2.診断 232
3.X線学的鑑別診断 233
4.治療 233
5.予後 233
E.上腕骨小頭骨折 233
1.成因 233
2.診断 234
3.治療 234
4.術後成績 235
F.上腕骨遠位端T字型,Y字型骨折(複合骨折) 235
1.成因 235
2.診断 235
3.骨折型の分類 236
4.治療 237
5.術後療法 245
前腕骨骨折 〈木野義武〉246
I.前腕骨近位端骨折 247
A.橈骨近位端骨折 247
1.成因 247
2.診断 248
3.橈骨頭骨折 248
4.橈骨頚部骨折 252
B.肘頭骨折 254
1.成因 254
2.骨折型 254
3.診断 254
4.合併症 255
5.治療 255
C.肘関節後方脱臼に合併した前腕骨近位端骨折(肘頭骨折,鉤状突起骨折,橈骨頭骨折の合併) 257
II.前腕骨骨幹部骨折 259
A.橈骨単独骨折 259
1.成因 259
2.骨折型 259
3.診断 260
4.治療 260
5.固定期間ならびに術後療法 263
B.尺骨単独骨折 263
1.成因 263
2.診断 264
3.治療 264
4.術後療法 265
C.MONTEGGIA骨折 265
1.成因 266
2.診断 267
3.治療 267
D.橈骨尺骨両骨折 270
1.成因 271
2.骨折型 271
3.診断 271
4.治療 272
III.前腕骨遠位端骨折 279
A.橈骨遠位端骨折 279
1.骨折型 280
2.分類 281
3.成因 284
4.診断 284
5.合併症 290
6.治療 291
B.尺骨遠位端骨折 307
手部骨折 310
〔手根骨の脱臼と骨折〕 〈中村蓼吾〉310
1.機能解剖 310
2.成因 314
3.診断 315
4.手根不安定症の概念と分類 320
A.手根骨脱臼 320
1)舟状月状骨間離開 320
1.成因 321
2.症状 321
3.診断 321
4.治療 324
2)月状三角骨間離開 326
1.成因 326
2.診断 326
3.合併症 327
4.治療 327
3)月状骨周囲脱臼 327
1.手関節脱臼の分類と成因 327
2.診断 328
3.治療 329
4)手根骨長軸脱臼 332
1.定義と成因 332
2.分類 333
3.診断 333
4.治療 334
B.手根骨骨折 334
1)舟状骨骨折 334
1.成因 335
2.分類と治療方針 335
3.症状 335
4.診断 336
5.補助診断法とその意義 336
6.治療 337
2)有鉤骨鉤骨折 342
1.診断 342
2.治療 343
3.有鉤骨鉤切除術 343
3)有鉤骨体部骨折 343
4)有頭骨骨折 343
5)大菱形骨骨折 344
6)月状骨骨折 345
7)三角骨骨折 346
8)豆状骨骨折 346
〔手指骨折〕 〈木野義武〉348
1.診断上注意する点 348
2.治療上注意する点 349
I.中手指骨折 351
A.中手骨骨幹部,頚部骨折 352
1.成因 352
2.診断 352
3.治療 353
B.示指MP関節背側脱臼 356
1.診断 356
2.治療 357
C.第1中手骨基部骨折 357
1
.治
療 358
D.その他の中手骨基部骨
折 361
II.指骨骨折 361
治療上の一般的注意事項 362
A.基節骨骨折 362
診断および治療 363
B.中節骨骨折 367
1)中節骨頚部骨折 367
2)中節骨骨幹部幹部骨折 368
1.診断 368
2.治療 368
3)中節骨基部掌側骨折(PIP関節背側脱臼骨折) 369
1.診断 370
2.治療 370
4)中節骨基部背側骨折(正中索付着部の剥離骨折) 375
5)中節骨基部側副靱帯付着部骨折 376
C.末節骨骨折 376
1.治療 377
2.mallet finger 377
III.手指開放骨折 381
1.救急処置室(救急センター)での処置 382
2.手術室での処置 383
下肢 387
大腿骨骨折 389
I.大腿骨近位端骨折 〈伊藤晴夫〉390
A.大腿骨骨頭骨折 391
1.成因 392
2.診断 392
3.治療 394
4.合併症と予後 395
B.大腿骨頚部骨折(大腿骨頚部内側骨折) 395
1.成因 395
2.診断 396
3.分類 398
4.治療 404
5.術後療法 408
C.大腿骨頚部内側骨折のover-reduction 408
合併症 410
D.小児の大腿骨頚部骨折 415
1.成因 415
2.分類 416
3.治療 417
4.合併症 418
E.転子部骨折(大腿骨頚部外側骨折) 420
1.分類 420
2.治療 423
3.合併症 433
大腿骨近位端骨折治療方針の概活 434
F.転子骨折 435
1)大転子骨折 435
1.診断 435
2.治療 435
2)小転子骨折 436
1.診断 436
2.治療 436
G.転子下骨折 436
1.分類 436
2.診断 437
3.治療 438
4.合併症 439
II.大腿骨骨幹部骨折 〈服部順和〉441
A.大腿骨上1/3部骨折 441
1.成因 441
2.診断 441
3.治療 443
B.大腿骨中1/3部(中央部)骨折 455
1.成因 455
2.診断 455
3.治療 456
C.大腿骨下1/3部骨折 471
1.X線診断 471
2.治療 471
III.大腿骨遠位端骨折 〈服部順和〉472
A.大腿骨顆上骨折 473
1.頻度・成因 473
2.診断 473
3.合併症 473
4.治療 475
B.大腿骨顆部骨折 485
1.成因 485
2.診断 485
3.治療 486
C.大腿骨遠位骨端線離開 490
1.成因 490
2.診断 490
3.治療 490
IV.小児の大腿骨骨幹部骨折 〈服部順和〉493
新生児の大腿骨骨折(いわゆる分娩骨折) 499
膝関節部骨折 〈横江清司〉501
I.膝蓋骨骨折 501
1.成因 501
2.分類 501
3.診断 502
4.治療 504
II.膝蓋骨疲労骨折 508
1.成因 508
2.分類 509
3.診断 509
4.治療 510
III.脛骨顆部骨折(靱帯,半月損傷合併例) 511
1.骨折型と合併軟部組織損傷 511
2.診断 512
3.治療 513
下腿骨骨折 〈服部順和〉515
I.下腿骨近位端骨折 515
A.脛骨顆部骨折 516
1.成因 517
2.診断 518
3.治療 518
B.脛骨顆間隆起骨折 527
1)前十字靱帯付着部剥離骨折 527
1.成因 527
2.診断 528
3.治療 529
2)後十字靱帯付着部剥離骨折 531
C.脛骨粗面裂離骨折 532
1.成因 533
2.診断 533
3.治療 534
D.顆下部骨折 535
E.腓骨頭骨折 537
1.診断 537
2.治療 537
II.下腿骨骨幹部骨折 538
1.成因 539
2.診断 542
3.治療 543
4.小児の下腿骨骨幹部骨折 566
III.下腿骨遠位端骨折 568
A.足関節に及ぶ脛骨遠位端骨折 568
B.足関節果部骨折 572
1.成因 572
2.分類 574
3.診断 581
4.治療 582
C.開放性足関節脱臼骨折 595
D.足関節の脱臼 596
足部骨折 〈服部順和〉598
I.距骨骨折 598
1)脱臼を伴わない距骨頚部骨折 599
2)距骨下関節脱臼を伴う距骨頚部骨折 599
3)距骨下関節脱臼および体部後方転位を伴う距骨頚部骨折 601
II.踵骨骨折 603
1.成因 604
2.分類 604
3.診断 609
4.合併症 612
5.踵骨骨折の病理力学 612
6.治療 613
III.中足骨骨折 623
1.成因 623
2.診断 623
3.治療 624
IV.足指骨骨折 628
1.成因 628
2.診断 629
3.治療 630
索引 6330
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