書名 |
レビー小体型認知症 ―臨床と病態 |
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筆頭著者 |
井関栄三・編著 |
その他著者等 |
村山憲男/藤城弘樹/千葉悠平/笠貫浩史/太田一実/ |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-12966-5 |
発行年 |
2014年7月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 170頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価3,740円(本体3,400円 税10%) |
患者数が増加しているレビー小体型を,臨床現場で必要な重要ポイントに絞って解説.コンパクトながらも十分な知識を得ることができる,頼れるバイブル.
目 次
Ⅰ 概念・歴史 (井関栄三) 1
A 概念 1
B 歴史 2
Ⅱ 疫学・遺伝 (井関栄三) 13
A 疫学 13
B 遺伝 15
Ⅲ 臨床症状 (井関栄三,村山憲男) 19
A 必須症状 20
1)記憶障害 20
2)他の認知機能障害 20
B 中核症状 21
1)認知機能の動揺 22
2)幻視 22
3)パーキンソニズム 26
C 示唆症状 28
1)レム睡眠行動障害 28
2)抗精神病薬に対する過敏性 29
D 支持症状 29
1)繰り返される転倒や失神,一過性の意識障害 29
2)自律神経症状 29
3)幻視以外の幻覚,妄想 30
4)抑うつ 31
Ⅳ 臨床経過・予後 (井関栄三,村山憲男) 37
A 臨床経過 37
1)前駆期 37
2)初期 38
3)中期 38
4)後期 39
B 予後 39
C 症例呈示 40
症例1 82歳,男性 40
症例2 65歳,男性 43
Ⅴ 診断 47
1.臨床診断基準・診断法 (藤城弘樹,井関栄三) 47
A 病歴聴取と精神・神経学的診察 47
1)既往歴の重要性 47
2)必須症状について 49
3)中核症状について 49
4)示唆症状について 50
5)支持症状について 51
6)前駆症状について 52
B DLBの診断を支持しない特徴と鑑別診断 53
C DLBの1年ルール 53
D 臨床診断を正しく行うために考慮すべきこと 53
2.前駆状態・早期診断 (千葉悠平,井関栄三) 57
A DLBの前駆状態 57
B 前駆症状に注目した早期診断 59
C 早期診断に有用な検査 60
1)神経心理学的検査 60
2)画像診断学的検査 63
D DLBのリスクファクター 64
E 症例呈示 64
症例1 70歳,男性 64
症例2 71歳,女性 67
(付記)DSM-5 (千葉悠平,井関栄三) 71
A NCDLBの診断基準の概要 71
B NCDLB診断基準の解説 73
C NCDLBを支持する所見 74
D NCDLBのコード 74
Ⅵ 検査 77
1.神経心理学的検査 (村山憲男,井関栄三) 77
A DLBの神経心理学的特徴とその検査法 77
1)進行性の認知機能障害 77
2)認知機能の動揺 81
3)幻視 81
症例 「Ⅳ.臨床経過・予後」の症例1 87
4)パーキンソニズム 89
B 神経心理学的検査によるDLBの早期発見 89
1)軽度認知障害とは 89
2)軽度認知障害の神経心理学的検査 90
3)他の認知機能障害に対する早期からの
神経心理学的検査 91
4)幻視に対する早期からの神経心理学的検査 92
2.画像診断学的検査 (笠貫浩史,井関栄三) 97
A 脳形態画像所見 97
B 脳機能画像所見 98
1)脳FDG-PET画像とSPECT画像 98
2)Neurotransmitterをトレーサーにした画像 101
3)アミロイドイメージング 103
C 心筋シンチグラフィー 104
3.その他の検査 (笠貫浩史,井関栄三)109
A 心拍変動解析 109
B 他の心血管系機能評価法 110
C 高炭酸換気応答検査 110
D 発汗機能評価 111
Ⅶ 治療 113
Ⅷ 病態・病理 (藤城弘樹,井関栄三) 147
索引 169