書名 |
軸性脊椎関節炎 ―診断からリハビリ・患者指導まで |
---|---|
筆頭著者 |
浦野房三・著(篠ノ井総合病院 リウマチ膠原病センター長) |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-88002-748-7 |
発行年 |
2014年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 103頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |
脊椎関節炎の中核群である「軸性脊椎関節炎」について,診断から薬物治療,リハビリテーション,患者の生活指導まで丁寧に解説。
①診察法:写真を用いて、丁寧に解説するとともに、日常の診療に役立つよう、鑑別診断・合併症についても触れています。
②薬物療法:最近の薬物治療の主流である生物学的製剤を事例とともに紹介し、さらに疼痛緩和についても解説しました。
③ADL指導:日本の生活様式に沿った日常生活の注意点を述べ、さらに、治療体操とそのポイントをカラー写真で解説しました。
第1章 脊椎関節炎総論
1 疫学
2 臨床像
(1)付着部炎
(2)多発性付着部炎と線維筋痛症(FM)との関係
(3)未分化型脊椎関節炎(uSpA)の自然経過
(4)軸性脊椎関節炎(axial SpA)の提唱
3 診断の要点
4 これからの脊椎関節炎(SpA)分類
5 鑑別診断
(1)関節リウマチ(RA)
(2)リウマチ性多発筋痛症
(3)線維筋痛症(FM)
(4)慢性疲労症候群
(5)結合組織病(膠原病)
(6)整形外科的疾患
6 合併症
(1)脊椎関節炎(SpA)サブグループの関節外症状
①眼科疾患
②皮膚科疾患
③炎症性腸疾患
④感染症
(2)肺障害
(3)循環器系合併症
(4)骨粗鬆症
7 疾患活動性の指標
第2章 多発性付着部炎診察法
1 体幹
(1)頸椎
(2)胸椎
(3)腰椎
(4)骨盤帯
(5)仙腸関節
(6)前胸部
2 四肢関節
(1)肩関節
(2)肘関節
(3)手関節
(4)指・指関節
(5)股関節
(6)膝関節
(7)足関節
(8)足根部から足趾
第3章 脊椎関節炎各論
1 軸性脊椎関節炎(axial SpA)
2 分類基準
3 画像診断
(1)X線所見
(2)MRI所見
①仙腸関節所見
②脊椎所見
③膝関節所見
④肩関節所見
(3)PET
(4)超音波
4 臨床検査
第4章 脊椎関節炎の薬物療法と予後
1 薬物療法
(1)非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
(2)抗リウマチ薬
(3)免疫抑制剤
(4)生物学的製剤
①インフリキシマブ(レミケード)
②エタネルセプト(エンブレル)
③アダリムマブ(ヒュミラ)
④トシリズマブ(アクテムラ)
⑤アバタセプト(オレンシア)
⑥ゴリムマブ(シンポニー)
2 疼痛治療の薬物療法
(1)アセトアミノフェン
(2)弱オピオイド
(3)強オピオイド
3 予 後
(1)機能的予後
(2)生命的予後
第5章 ADL指導とリハビリテーション
1 日常生活および就労上の注意点
2 リハビリテーション
(1)なぜ運動療法が必要か
(2)運動療法の種類
①理学療法
②作業療法
(3)スポーツ・娯楽活動
(4)車の運転
(5)装具療法
3 外傷との関係
付録 乾癬性関節炎
1 診断と分類
2 治療
3 関節リウマチ(RA)との差異
4 まとめ
参考文献
索引