書名 |
脳血管障害の急性期マネジメント ≪脳神経外科診療プラクティス 1≫ |
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筆頭著者 |
清水宏明・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-8306-2401-8 |
発行年 |
2014年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 304頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経外科 |
価格 |
定価16,500円(本体15,000円 税10%) |
脳血管障害急性期の場面を切り取り,実際の担当医・担当者の思考や動きに沿って,押さえておくべき事項をまとめた.
I. 急性期脳血管障害の病態・診断・治療と脳神経外科医の役割
II. 臨床医に必要な脳血管障害の基礎知識
1.脳虚血のニューロサイエンス
2.脳循環代謝の基礎知識
3.脳出血をめぐる基礎知識
4.くも膜下出血の病態と治療のターゲット
5.脳血管障害の疫学と高齢化社会における課題
III. 急性期脳血管障害の診療体制
1.急性期脳血管障害の医療情報ネットワーク
2.脳卒中ユニット・脳卒中センターでのチーム医療
3.脳血管障害急性期のリハビリテーション
IV. 虚血性脳血管障害の急性期診療
1.虚血性脳血管障害に関わる病院前救護の役割と工夫
2.虚血性脳血管障害の初期診療と急性期診断
a.神経所見の診方
b.留意すべき全身所見
c.画像診断─見逃しやすい所見─
3.虚血性脳血管障害の急性期治療
a.tPA 静注療法─受け入れ体制と診断・治療─
b.tPA 静注療法以後のさまざまな病態の診断と治療
c.tPA 以外の急性期薬物療法
d.虚血性脳血管障害急性期の血管内治療の適応と実際
e.虚血性脳血管障害急性期の外科手術の役割
f.虚血性脳血管障害急性期の全身管理
4.注意すべき虚血病態
a.一過性脳虚血発作と急性脳血管症候群
b.虚血性眼症の自然歴と病初期の対処
c.もやもや病の虚血発症急性期の対処
V. 脳出血と血管奇形
1.急性期診断
a.脳出血初期診療手順と診断─出血原因検索のポイント─
b.硬膜動静脈瘻と脳動静脈奇形の急性期病態と診断
2.各種脳出血の急性期治療
a.高血圧性脳出血の急性期マネジメント
b.出血発症もやもや病の急性期マネジメントと手術適応
c.海綿状血管腫による脳出血の急性期マネジメントと手術適応
d.脳動静脈奇形による出血の急性期のマネジメントと治療戦略
e.硬膜動静脈瘻による出血の急性期からの治療戦略
f.静脈洞血栓症による出血の急性期の治療戦略
g.その他の脳出血の診断と急性期治療
VI. くも膜下出血
1.くも膜下出血発症直後の病態と対処
a.脳動脈瘤破裂直後の病態
b.病院前救護の役割と工夫
2.急性期診断
a.くも膜下出血初期診療手順と留意すべき全身所見
b.画像診断のpitfall
c.初回血管撮影で出血源が確定できない場合の対応
3.急性期治療
a.動脈瘤手術までの管理
b.破裂動脈瘤急性期の開頭手術の総合的戦略
c.破裂動脈瘤急性期の血管内手術の総合的戦略
d.破裂動脈瘤急性期のコイリング術とクリッピング術の使い分け
e.破裂動脈瘤急性期の親動脈閉塞術とバイパス術
f.動脈解離による出血発症急性期の診断と治療
4.急性期の各種病態への対処
a.急性水頭症─ドレナージ管理とpitfall─
b.重症くも膜下出血─病態と対処─
c.遅発性脳血管攣縮の予防と治療
d.遅発性脳血管攣縮期の全身管理
e.くも膜下出血急性期のリハビリテーション