書名 |
こどもの検査と処置の鎮静・鎮痛 |
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筆頭著者 |
堀本 洋・編著 |
その他著者等 |
堀本 洋/山口嘉一/木村朱里/守本倫子/勝盛 宏/北村祐司/木内恵子/木ノ元直樹/井上信明/釜田峰都/満下紀恵/藤永あゆみ/野口いづみ/伴 由布子/鈴木康之/中村文人/竹内 護/諏訪まゆみ/梶田博史/小林 充/棚瀬佳見/亀島里美/岩崎浩康/渡邉文雄/ |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-14530-6 |
発行年 |
2013年10月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 214頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
![内容](/images/komidashi_naiyo.gif)
一般小児科医に向けて小児の鎮静・鎮痛管理のコツやピットフォールを簡潔に解説.専門の小児麻酔科医を置くことができない施設必携の,指針となる一冊.
![目次](/images/komidashi_mokuji.gif)
目 次
I 総論
1.鎮痛・鎮静中の安全性を確保するには〈堀本 洋〉 2
A 子どもの鎮静時のリスク 3
B リスク軽減への方策 5
2.小児の鎮痛・鎮静薬使用前評価〈山口嘉一〉 11
3.鎮静・鎮痛薬使用時の合併症〈木村朱里 守本倫子〉 21
A 鎮静の方法 21
B 鎮静薬により起こりうる合併症 22
C 合併症の生じる機序 22
D 解剖学的な気道狭窄症例 23
E 合併症を引き起こさないために 27
4.日本の子どもの鎮静の実態と合併症〈勝盛 宏〉 30
A 対象と方法 31
B 結果 31
5.鎮静時の上気道管理(挿管,声門上ディバイス)〈北村祐司〉 41
A まずはポジショニングから 41
B 気道確保器具による利点と欠点 42
C 器具を挿入するときには深い鎮静を 42
D 声門上ディバイスを有効に使う 43
E 思わぬ気道確保困難時にも声門上ディバイスを 45
F 鎮静時の新しい上気道管理法の可能性 45
6.鎮静・鎮痛前絶飲食基準〈木内恵子〉 46
A 絶飲食時間設定の必要性について 46
B 鎮静・鎮痛の程度と飲食制限の必要度 49
7.鎮静に伴う医療事故と判例〈木ノ元直樹〉 54
A 麻酔事故における争点 55
B 麻酔薬投与の適否(医薬品添付文書違反の有無) 56
C 患者管理・観察義務違反 58
D 説明義務違反 61
8.救急室での小児の鎮静・鎮痛〈井上信明〉 64
A 救急室における鎮静・鎮痛の特徴 65
B 救急室での鎮静の実施を決定する前に考察すべきこと 65
C 普段から準備しておくこと 66
D 鎮静への系統的アプローチ 67
E 記録 72
F 鎮静を避ける方法 72
II 各論
1.鎮静の分類〈釜田峰都〉 76
A 鎮静の分類 76
B 検査中における鎮静レベルの評価 78
2.個々の鎮静
A.MRI〈釜田峰都〉 82
A MRI検査特有の注意点およびリスクを理解する 82
B MRI検査時のリスクを減らすために 84
B.経胸壁心エコー検査時の鎮静〈満下紀恵〉 89
A 対象 90
B 鎮静薬投与前の工夫 90
C 鎮静薬使用 91
C.心臓カテーテル〈釜田峰都〉 93
A 心臓カテーテルで行われる検査・治療や合併症 93
B 全身麻酔の必要性 93
C 静岡こども病院における鎮静方法 95
D.脳波検査時の鎮静〈堀本 洋〉 99
A トリクロホスナトリウムと抱水クロラール 99
B 経口・経直腸鎮静薬で鎮静失敗した場合の対処 100
E.核医学検査〈藤永あゆみ〉 104
A 静岡県立こども病院における核医学検査の現状 104
B 当院の「検査時鎮静指針」 105
C 具体的な鎮静方法 107
D 麻酔科管理での鎮静 108
F.消化管内視鏡検査〈藤永あゆみ〉 110
A 前処置 110
B 鎮静方法 111
C 全身麻酔 112
D モニターと必要な準備 113
E 検査後 113
F 合併症 113
G.歯科治療時〈野口いづみ〉 116
A 歯科における鎮静法の適応症 116
B 鎮静法の実際 116
C ハンディキャップ児について 118
D 歯科における問題点と注意 119
H.マルク・ルンバール検査時の鎮静・鎮痛〈堀本 洋〉 123
A マルクとルンバールとでどちらが痛みや恐怖感が強いか? またその痛みの強さはどのくらいか? 123
B マルク・ルンバール時に望まれる鎮静・鎮痛法 124
C 文献上使用されているマルク・ルンバール時鎮静・鎮痛薬 125
D 静岡県立こども病院での鎮静・鎮痛薬 126
E プロポフォール投与の実際 127
3.新生児・乳児期早期鎮静方法〈伴由布子〉 129
A Feed and wrap法 129
B トリクロホスナトリウム・抱水クロラール 130
C 静注鎮静薬 131
D その他 131
4.亜酸化窒素を用いた鎮痛〈堀本 洋〉 133
A 亜酸化窒素の基礎的薬理 133
B 亜酸化窒素の使用法 134
C 臨床的適応 135
D 副作用 135
E 利点 135
索引 211