書名 |
妄想の臨床 |
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筆頭著者 |
鹿島晴雄・他編(国際医療福祉大学保健医療学部教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-834-7 |
発行年 |
2013年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 499頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価7,700円(本体7,000円 税10%) |
生物学的検討や操作的診断に強い関心を寄せる現代精神医学にあって、患者の心に向きあう臨床の立場から妄想を多面的に取り上げた待望の新刊出来。
第1部 総論
Ⅰ.ルサンチマンと妄想形成
Ⅱ.「妄想」概念の歴史
ドイツ語圏の妄想
フランス語圏のパラノイアとパラフレニー
英語圏の妄想論
今日の操作的診断基準における妄想
Ⅲ.真性妄想と妄想様観念、敏感関係妄想、支配観念
Ⅳ.パラノイア問題再考
Ⅴ.妄想知覚論
Ⅵ.シュナイダーの一級症状について
Ⅶ.妄想と二重見当識
Ⅷ.妄想と思考障害
Ⅸ.文化と妄想
Ⅹ.妄想の予後と文化
Ⅺ.妄想問題におけるある種の難しさ
第2部 各論
Ⅰ.子どもの妄想とその周辺症状
Ⅱ.青年期
思春期の妄想
摂食障害にみられるボディイメージの障害および関連症状
自閉症スペクトラムと妄想
解離と妄想
Ⅲ.青壮年期
初期統合失調症における「妄想」三態
妄想型統合失調症
非定型精神病
躁うつ病の妄想
境界パーソナリティ障害の一過性の反応性妄想形成
中毒性精神病
てんかん精神病
Ⅳ.初老期および老年期
退行期メランコリー
コタール症候群
嫉妬妄想
遅発パラフレニーと接触欠損パラノイド
皮膚寄生虫妄想
共同体被害妄想
認知症(物盗られ妄想)
器質性脳障害における妄想
人物誤認と妄想(カプグラ症候群)
第3部 妄想の治療論
Ⅰ.薬物療法
Ⅱ.精神療法
Ⅲ.妄想に対する認知行動療法
Ⅳ.電気けいれん療法(electroconvulsive therapy:ECT)
あとがき
索 引