書名 |
もう迷わない!外来インスリン療法マスターブック ―導入からステップアップまでをこの一冊で! |
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筆頭著者 |
弘世貴久・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-524-26937-2 |
発行年 |
2013年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 118頁 |
分類 |
臨床医学系/糖尿病 |
価格 |
定価2,420円(本体2,200円 税10%) |
外来インスリン導入のコツから一歩進んだ知識までマスターできる実践的な一冊.豊富な臨床経験をもつ著者が,「外来導入にふさわしいレジメンは?」「コントロールがうまくいかないときは?」「併用薬はどう選ぶ?」など身近な疑問点を中心にわかりやすく解説.インスリン導入を始めたい方はもちろん,導入で困っている方,一歩進んだインスリン療法を目指したい方にもおすすめ.
【内容目次】
I インスリン導入を行うために,まず患者をどうやって説得するか?
A.インスリンって悪いイメージ?
B.インスリン療法は,一度始めると一生やめられないのか?
C.インスリンを体験する
II 外来導入に用いるインスリン療法のレジメンはどうするのか?
A 海外の大規模研究からみる最適なレジメンとは?
1.英国発,私が最も注目する4Tスタディ
2.1種類のインスリンを用いて外来で導入する 〜1st phase〜
3.2種類目のインスリンでステップアップ 〜2nd phase〜
4.低血糖頻度は基礎インスリンの追加で大きく変わる!
5.追加インスリンと基礎インスリンのバランスとは?
B 私たちの研究からみる最適なレジメンとは?
1.日本発,JUN-LANスタディ6
III いよいよインスリンを持って外来導入!しかし,エビデンスを知るだけでは外来インスリン導入はできない!
A 外来インスリン導入を安全に行うための4つの約束事
1.最初は治療内容をできるだけシンプルに
2.インスリンは,急がずゆっくり増量
3.導入後の急激な血糖コントロールの悪化を避ける
4.わからなくなったら無理させない
B 外来導入にふさわしいインスリンレジメンは?
1.段階的にステップアップ!今や外来導入の主流,BOTとbasal-plus
2.超速効型3回注射からの導入〜最初にガツンと始めることが結局,よりよい血糖コントロールにつながる
3.至適な基礎/追加インスリン比の混合型インスリンの3回注射を用いた新しいインスリン外来導入〜ヒューマログミックス50注の3回注射
IV これであなたもインスリンマスター
A インスリンの「離脱」について考えよう
1.インスリンを離脱することの意味
2.グリニド系薬を使ってインスリンを離脱する
3.インスリンから「おさらば」してしまわない離脱法
B せっかくインスリン療法を始めたのにコントロールがうまくいかないときの解決法
1.「食事や運動療法がまるでできていない」
2.「1日4〜5回もインスリンを注射しているのにコントロールが不良」
3.「従来療法の混合型あるいは2相性インスリンの2回注射を実施しているのにコントロールが不良」「入院はできないのでbasalbolus療法に変更できない」
4.「インスリン注射をちゃんと実行していない」
5.「決められた単位を注射していない」
6.「間違った注射方法を行っている」
7.「いつも同じ場所に注射しているので硬結ができている」
C インスリン療法を行ってもうまくいかないときの経口薬の併用療法
1.SU薬併用のメリット
2.グリニド系薬と基礎インスリンの併用
3.DPP-4阻害薬との併用は理想的?
4.チアゾリジン薬は塩分制限で併用を
5.ビグアナイド薬との併用は効果的か?
6.α-グルコシダーゼ阻害薬との併用は食後高血糖患者に
D GLP-1受容体作動薬,インスリンとどう使い分ける?
付録
A.インスリン関連の医療保険点数一覧(2012年4月版)
B.インスリン製剤一覧
C.患者用資材を活用しよう!
●コピーして使える患者用説明書〜インスリン注射を行う患者さまへ
索引
おわりに