書名 |
がんサバイバー ―医学・心理・社会的アプローチでがん治療を結いなおす |
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原著者 |
Miller KD(ed) |
筆頭著者 |
勝俣範之・監訳 |
その他著者等 |
Kenneth D. Miller 原書編集/金 容壱 訳/大山 万容 訳 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01522-6 |
発行年 |
2012年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 464頁 |
分類 |
臨床医学系/がん治療・緩和ケア |
価格 |
定価4,400円(本体4,000円 税10%) |
がんと診断された日を患者もその家族も忘れることはない-「がんサバイバー」とはがんを克服した人だけを指すのではない。がんと診断された時から人はサバイバーとなり、一生サバイバーであり続ける。診断・治療時、再発監視時、完治後の各々に異なるニーズとケアを理解し、可能な限り高い質で生きていけるようサバイバーを支援するにはどうすればよいか。医療者が知っておくべき医療・心理・社会的支援の知識を解説。
序章
第1部 総論
1.がんサバイバーの課題
2.がんサバイバーシップの現在
第2部 心理的問題
3.がんの症状がもたらす負担:気分障害・痛み・倦怠感・睡眠障害の管理
4.がんサバイバーにおける心的外傷後ストレス
5.がん経験に利点を発見する:心的外傷後の成長
6.がん後のセクシュアリティと性的愛情表現
7.がんを経た後の男性セクシュアリティと妊孕性
8.がんサバイバーにおける妊孕性と親になること
9.前立腺がん患者の治療選択とQOL
10.がんサバイバーのための遺伝カウンセリングと遺伝子検査
11.サバイバーシップにおける子育ての課題
12.家族と介護者:力強い味方であること-社会・コミュニティの視点
第3部 疫学的問題
13.身体活動と乳がんの予防・予後
14.がんサバイバーの食事と予防医学
15.「二次がん」の疫学
16.放射線治療に関連する悪性腫瘍
17.化学療法に関連する悪性腫瘍:白血病,非ホジキンリンパ腫と固形腫瘍
18.小児がんを経た成人サバイバーにおける健康上の問題
第4部 医学的問題
19.がん治療による心臓への長期的影響
20.がんサバイバーにおける肺障害
21.がんサバイバーにおける消化管障害と肝障害
22.がん治療における神経障害
23.がんサバイバーにおける腎障害
24.がんによる眼症状
25.がん治療による聴覚障害
26.がん治療による内分泌障害
27.がんサバイバーにおける骨・筋・皮膚の問題
28.認知機能障害-「ケモブレイン」
29.がんサバイバーにおける妊孕性保護
30.手術後リンパ浮腫:評価と治療
31.結論
訳者あとがき
索引