書名 |
身につく角膜トポグラフィーの検査と読み方 ≪身につくシリーズ≫ |
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筆頭著者 |
湖﨑 亮・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-35148-5 |
発行年 |
2012年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 128頁 |
分類 |
臨床医学系/眼科学 |
価格 |
定価7,480円(本体6,800円 税10%) |
角膜トポグラフィーは最先端の検査でありながら、LASIK後の白内障手術の戦略、コンタクトレンズの処方、早期の円錐角膜の診断に有用であり、一般のクリニックにも広く普及している。しかし診断プログラムと測定方法が難解であるため、完全に使い方を理解することは容易ではない。本書では基本的な装置の構造から各装置のプログラムの意味、エラーコードの解決策、そして測定結果の読み方に至るまで分かりやすく、詳しく解説した。
I.角膜トポグラフィー(角膜形状解析)とは?
1.角膜形状解析機器の発達
2.角膜トポグラフィーを測定する目的は?
A.白内障手術の戦略と評価
B.コンタクトレンズのフィッテング
C.LASIKやオルソケラトロジーなどの屈折矯正治療の適応や評価
D.角膜不正乱視の検出
3.角膜屈折力の測定─角膜換算屈折率(Keratometric Index)
II.角膜トポグラファーの種類と原理
1.プラチド型解析装置
2.角膜後面の形状解析装置
A.スリットスキャンタイプ
B.シャインプルークタイプ
C.前眼部OCT
III.角膜トポグラファーの特徴と測定方法
1.TMS(トーメー社)
A.特徴
B.アライメント(焦点位置合わせ)とデジタイゼーション(画像解析)
2.Pentacam(Oculus社)
A.特徴
B.アライメント(焦点位置合わせ)
IV.角膜トポグラフィーの読み方(基本編)
1.角膜前面曲率マップ
A.パワー
B.スケール
2.エレベーションマップ
A.エレベーションマップとは
B.Reference Surfaceの設定
C.エレベーションマップのパターン
3.角膜厚マップ
4.各機種のスケール表示
V.角膜トポグラフィーの読み方(応用編)
1.TMSのマップと各プログラムの読み方
A.角膜前面曲率マップ
B.Keratoconus Screening System(円錐角膜スクリーニング)
C.フーリエ解析
D.マルチマップ
E.IOL度数計算ソフトOKULIX
2.Pentacamのマップと各プログラムの読み方
A.マルチマップ
B.Belin/Ambrosio Enhanced Ectasia Display
C.円錐角膜自動診断プログラム(Topometric Display)
D.Holladyレポート
E.コンタクトレンズフィッティングプログラム
F.Zernike解析
VI.角膜トポグラフィーの読み方(症例偏)
1.正乱視
2.白内障術後
A.症例:63歳男性 上方5.5mm切開、無縫合のPEA施行
3.翼状片
A.症例:54歳男性 左眼翼状片 有茎弁移植術施行
4.円錐角膜症例
A.症例1:軽度円錐角膜(Lazy 8 Figureパターン、Pentacam HR)
B.症例2:中等度円錐角膜(Inferior Steepeningパターン、TMS─5)
C.症例3:両眼円錐角膜(右Asymmetric Bow Tie 左Truncated Bow Tieパターン、TMS─4Advance)
5.円錐角膜疑い
A.症例1:
B.症例2:
C.症例3:
6.ペルーシド角膜変性
A.症例:51歳女性
7.LASIK術後
A.症例:44歳女性
8.LASIK後Epithelial Ingrowth
A.症例:56歳男性
9.RK術後
A.症例:66歳女性
10.Keratectasia
A.症例:42歳男性
11.全層角膜移植術後
A.症例:51歳男性 鉗子分娩 デスメ膜破裂 球状角膜
12.DSAEK後
A.症例:84歳女性 右眼 水疱性角膜症 白内障
13.Warpage
A.症例:39歳女性
索引