書名 |
口蓋裂の言語臨床 (第3版) |
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筆頭著者 |
岡崎恵子・他編 |
その他著者等 |
加藤 正子 編集/北野 市子 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01239-3 |
発行年 |
2011年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 216頁 |
分類 |
リハビリテーション/言語聴覚 |
価格 |
定価5,500円(本体5,000円 税10%) |
わが国の口唇裂・口蓋裂の治療体制は近年著しい拡がりを遂げ、チーム医療が確立しつつある。本書はまず言語聴覚士がその中で必要な知識や技術を解説した。さらに口蓋裂は長期のケアを要する疾患であることから、子どもの成長、合併する疾患によって携わるそれぞれの療育施設や学校の言語聴覚士・教師・臨床心理士などにも有用な言語臨床の知識を幅広く盛り込んだ。すべての口唇裂・口蓋裂の方が等しく十分なケアが受けられることを願い本書をお勧めする。
第1章 口蓋裂治療における言語臨床家の役割
1 チームアプローチによる口蓋裂の治療
2 口蓋裂治療における言語臨床家の役割
第2章 口蓋裂の言語臨床に必要な基礎知識
1 発声発語器官の概略
2 発生
3 口唇裂・口蓋裂のタイプ
4 口唇裂・口蓋裂の発生頻度
5 合併症
6 鼻咽腔閉鎖機能
7 手術
8 耳鼻科領域の問題
9 歯科領域の問題
10 心理・社会的問題
11 社会資源の活用
第3章 口蓋裂言語
1 口蓋裂言語とは
2 言語発達
3 構音発達
4 声の問題
5 構音障害
第4章 口蓋裂言語の評価
1 基本事項
2 口腔・顔面の形態と機能の評価
3 鼻咽腔閉鎖機能の評価
4 言語の評価
5 耳鼻科領域に関する評価
6 心理・社会面の評価
第5章 口蓋裂言語と治療
1 医学的治療
2 言語治療
第6章 乳児期の言語臨床
1 評価
2 治療
第7章 幼児期の言語臨床
1 評価
2 治療
第8章 学童期の言語臨床
1 評価
2 治療
第9章 思春期(中学生,高校生)・成人期の言語臨床
1 評価
2 治療
第10章 口蓋裂に他の問題を併せもつ症例
1 知的障害
2 発達障害
3 難聴
4 吃音
5 症候群症例
第11章 口蓋裂の言語臨床における今後の課題
1 チームアプローチの充実
2 医学的技術の展開と言語臨床との整合性
3 医学的分野での新たな責務
4 言語評価
5 言語治療
6 国際化への対応
7 言語臨床分野での研究および長期データの集積と後継者の育成
付録1:日本語の音
付録2:口蓋裂に関する書籍・雑誌
索引