書名 |
看護・医療系研究のためのアンケート・面接調査ガイド ―初心者にもできる質問紙・インタビューガイドのつくり方 |
---|---|
筆頭著者 |
土屋雅子・他著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-7878-1837-9 |
発行年 |
2011年1月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 152頁 |
分類 |
基礎看護/基礎看護学/看護研究 |
価格 |
定価2,750円(本体2,500円 税10%) |
アンケート・面接調査での適正なデータ収集方法とは
臨床現場での疑問を出発点に研究発表まで,初めて研究にトライする人でも具体的な方法が学べる.
第Ⅰ章 研究目的を設定しよう!
A 問題意識の持ち方と問題提起の方法
臨床現場で直面している問題は?/問題の解決にどのような調査が必要?
B 先行研究を調べてみよう!
系統的レビューとは?/叙述的レビューとは?/データベースを利用した文献検索法
C 文献検索結果を表にまとめよう!
表にまとめる利点とは?/Excelを利用してまとめる方法
D 研究意義を明確に!
研究意義とは?/先行研究の結果から問題を解決できるかどうかの判断とその根拠/先行研究の結果から問題を解決できない場合
E 研究目的も明確に!
先行研究からわからなかったことに的を絞って仮説を立てる場合/先行研究がない場合
第Ⅱ章 量的研究・質的研究 どちらを選ぶ?
量的研究と質的研究の違いは?/それぞれの手法が目指すところとは?/それぞれの手法のメリット・デメリット/量的研究と質的研究の関係/量的研究と質的研究のどちらを選ぶかの基準
第Ⅲ章 研究計画書を作成しよう!
A どうして研究計画書を作成するの?
B 研究計画書に含むべき項目
研究デザイン/調査対象者/データの集積方法/予定している統計解析・質的分析法/調査対象者数はどれくらい必要か?/事務局を設置するか?/調査員・スタッフの確保をどうするか?/謝金の有無と支払い法/調査研究時および終了後のデータの扱い方
C 倫理委員会への申請・審査・承認とインフォームド・コンセントは必要?
第Ⅳ章 アンケート・面接調査で使う質問紙・インタビューガイドを作成しよう!
A 質問紙・インタビューガイド作成の前に理解しておきたいポイント
回答者の心のなかと質問紙上の回答は全く一緒なのかを知るために〜古典的テスト理論〜/より質の高い質問紙作成のために〜心理統計学的特性〜/正確に答えてもらうために〜社会的望ましさ〜
B アンケート調査で使う質問紙を作成しよう!
何を明らかにしたいのかを明確に!/明らかにしたい事項の「概念」を定義づけよう!/質問文を作成しよう!/質問形式を決めよう!〜効果的な質問形式を選ぶには〜/回答形式を決めよう!〜単一項目にする? 複数項目にする?〜/回答の選択肢の表記方法を設定しよう!/複数の質問文を作成しよう!/質問項目の順番を決めよう!/記入例を作成しよう!/回答記入法の説明文を作成しよう!/パイロットテストを実施しよう!
C 面接調査で使うインタビューガイドを作成しよう!
何を明らかにしたいか?/質問文を作成しよう!/質問形式を決めよう!〜効果的な質問形式を選ぶには〜/質問文の順番を決めよう!/面接形態とインタビューガイド/実際のインタビューガイドの例/パイロットテストを実施しよう!
第Ⅴ章 実際にアンケート・面接調査をしてみよう!
A アンケート調査の流れ・ポイント
調査の手順/注意すべきポイント
B 面接調査の流れ・ポイント
調査の手順/注意すべきポイント
第Ⅵ章 回答結果(データ)を整理しよう!
A アンケート調査から得られた回答の整理法
データのエラーチェックをしよう!
B 面接調査から得られた回答の整理法
テープ起こしをしよう!/コーディングを行おう!/コーディング単位を決定しよう!/実際にコーディングを行ってみよう!/分析過程・分析結果の管理・保存法
第Ⅶ章 結果を統計解析・質的分析してみよう!
A アンケート調査を行った場合 → 統計解析を行おう!
統計解析は何のために行うの?/統計解析の行い方〜いろいろな統計解析の紹介〜/解析結果を解釈しよう!/統計ソフトを活用しよう!
B 面接調査を行った場合 → 質的分析を行おう!
質的分析は何のために行うの?/質的分析の行い方 /分析結果の信頼性を高めるためには/質的分析を解釈しよう!/分析ソフトを活用しよう!
第Ⅷ章 研究を発表しよう!
A 学会で口頭発表しよう!
スライドをつくろう!/どのように話すとよいか?/質疑への答え方
B 学会でポスター発表しよう!
効果的なポスターのつくり方/どのように話すとよいか?/質疑への答え方
C 論文を投稿しよう!
投稿雑誌を選ぼう!/雑誌の投稿規定を確認しよう!/論文の書き方と基本構造は?/その他の留意点
D 研究協力者への報告