書名 |
医の倫理と法 ―その基礎知識 (改訂第2版) |
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筆頭著者 |
森岡恭彦・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-524-26327-1 |
発行年 |
2010年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 126頁 |
分類 |
医学一般/その他 |
価格 |
定価1,980円(本体1,800円 税10%) |
医療者が身に着けておくべき医療倫理を平易かつ明快に解説した好評書の改訂版.近年とくに複雑化・問題化している医師の職業倫理,終末期の生命倫理,先端医療の生命倫理等につき,現状の社会背景に即し改訂.複雑難解な倫理問題が最近の身近な事例を基にした解説で分かりやすい.倫理問題の解決,倫理的判断に格好の手引き書.
第1章 医の倫理の基本的事項
1 医の倫理とその基盤
2 20世紀後半における医の倫理についての変革
3 医の倫理の基盤—今日のキーワード
4 医の倫理規定と倫理の実践
第2章 医師の職業倫理
1 日常の診療においての医師の一般的責務
2 法律で定められた医師及び医療機関の業務上の義務
3 医師及び医療機関の業務上の責務
第3章 終末期患者の医療
1 単なる延命治療より患者の生活・生命の質(QOL)の尊重
2 回復の見込みのない終末期患者に対する延命治療の差し控えと中止の問題点
3 患者の意思の確認
4 蘇生禁止の指示(DNR-order)
5 終末期患者に対するケア,ターミナルケア
6 安楽死(積極的安楽死)
第4章 生殖医療の倫理的問題
1 生殖医療の倫理的問題の特徴
2 人(ヒト)の生命はいつ始まるのか?
3 避妊(受胎調節),男女の産み分け
4 人工妊娠中絶
5 出生前診断,着床前診断
6 不妊症の治療についての倫理的問題
7 胎児の減数手術
8 ヒトに関するクローン技術
9 胚性幹細胞(ES細胞)
10 その他の生殖医療の問題
11 生殖医療の倫理についてのまとめ
12 わが国の現状における基本的考え
第5章 医学研究の倫理
1 動物実験
2 ヒト(人間)を対象とする医学的実験
3 利益相反(COI)
4 研究発表の倫理
第6章 医の倫理—現在の課題
1 医療における患者の自己決定権,契約としての医療と医師の奉仕精神
2 先端的医療と医の倫理その危機
付録1:ヒポクラテスの誓い
付録2:ヘルシンキ宣言
参考図書
あとがき
索引