書名 |
細胞診断学入門 ―臨床検査技師・細胞検査士をめざす人のために (第三版) |
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筆頭著者 |
社本幹博・他監 |
出版社名 |
名古屋大学出版会 |
ISBNコード |
ISBN978-4-8158-0895-2 |
発行年 |
2018年1月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 318頁 |
分類 |
医療技術/臨床検査 |
価格 |
定価6,930円(本体6,300円 税10%) |
細胞の見方や、検体処理・染色法などの手技、各種疾患の特徴などを丁寧に解説。分子生物学の応用や LBC など、これからの細胞診に必須の知識も盛り込み、一冊で細胞診のすべてが把握できるよう編まれた好評テキストの最新版。信頼のカラー画像と見やすい構成で学習効果の向上を図る。
はじめに
序 章 細胞診の歴史と展望
Ⅰ 総論
第1章 細胞と組織
1 細胞と微細構造
2 細胞骨格タンパクとフィラメント
3 細胞分裂と細胞周期
4 細胞の分化と組織形成のはじまり
5 上皮組織と非上皮組織
6 上皮細胞間の接着装置
第2章 病理学総論
1 さまざまな刺激に対する細胞の変化
2 細胞内・細胞外の異常物質の沈着
3 細胞の死
4 組織の修復と再生
5 炎症
6 腫瘍
第3章 検体処理
1 主な検体採取法
2 検体の処理と塗抹標本作製法
3 液状化検体細胞診
4 細胞診で用いられる固定法
第4章 細胞診で用いられる染色法
1 パパニコロウ染色
2 メイグリュンワルド・ギムザ染色
3 PAS 反応
4 アルシアン青染色
5 ベルリン青染色
6 その他の特殊染色
7 染色試薬の管理
第5章 光学顕微鏡の理論と取扱い
1 顕微鏡の構造
2 顕微鏡の基礎知識
第6章 スクリーニング
1 細胞の見方
2 基本的な細胞形態
3 腫瘍細胞のスクリーニング
4 悪性細胞の一般的特徴
5 細胞診の長所と短所
第7章 免疫組織化学、電子顕微鏡ほか
1 免疫組織化学
2 電子顕微鏡
3 位相差顕微鏡
4 共焦点レーザースキャン顕微鏡
5 フローサイトメトリー
第8章 分子生物学の細胞診への応用
1 発がんのメカニズムとがん関連遺伝子
2 分子生物学的検索方法
3 細胞診検体への応用
Ⅱ 各論
第1章 婦人科
1 婦人科臓器の解剖と機能
2 婦人科の検体採取法
3 ホルモン細胞診
4 子宮頸部の細胞診
5 子宮体部の細胞診
6 外陰・膣の細胞診
7 妊娠・絨毛性疾患の細胞診
8 卵巣の細胞診
9 卵管の細胞診
第2章 呼吸器
1 呼吸器の正常構造
2 呼吸器の検体採取法・報告様式
3 呼吸器の正常細胞・良性非腫瘍性細胞・非細胞性物質
4 呼吸器の良性腫瘍細胞
5 肺がん検診と異型扁平上皮細胞
6 呼吸器の悪性腫瘍細胞
第3章 消化器
1 消化器の正常構造
2 消化器の検体採取法・判定区分
3 消化器の正常細胞・良性細胞・悪性細胞
第4章 泌尿器
1 泌尿器系の検体処理法とスクリーニング
2 尿路疾患の尿細胞診
3 腎臓の腫瘍の細胞診
4 前立腺の細胞診
5 精巣の細胞診
6 副腎の細胞診
第5章 乳腺
1 乳腺細胞診の意義
2 乳腺の正常細胞
3 乳腺の検体採取法・報告様式
4 乳腺の良性病変
5 乳腺の悪性病変
第6章 甲状腺
1 穿刺の方法
2 塗抹法
3 染色法
4 液状化検体細胞診
5 甲状腺細胞診の報告様式
6 甲状腺細胞診で重要な細胞所見
7 甲状腺疾患の細胞所見
第7章 体腔液
1 体腔の構造
2 体腔液の種類
3 体腔液の検体処理法
4 スクリーニング法と鑑別疾患
5 体腔液中の正常細胞・非腫瘍性細胞
6 体腔液細胞診で重要な細胞所見
7 体腔液中の腫瘍性細胞
8 体腔液細胞診の応用
第8章 骨・軟部、中枢神経系、小児腫瘍
1 骨・軟部腫瘍の細胞診
2 中枢神経系の細胞診
3 小児腫瘍の細胞診
第9章 リンパ節
1 リンパ節の正常構造
2 リンパ節の検体採取法
3 リンパ節の正常細胞、反応性病変で出現する細胞
4 リンパ節の細胞の表面形質
5 反応性リンパ増殖性病変
6 悪性リンパ腫
7 転移性腫瘍
8 骨髄の病変