書名 |
新ガイドラインを読み解く ≪プレホスピタルMOOK 7≫ |
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筆頭著者 |
畑中哲生・編(財団法人救急振興財団救急救命九州研修所教授) |
出版社名 |
永井書店 |
ISBNコード |
ISBN978-4-8159-1826-2 |
発行年 |
2009年2月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 155頁 |
分類 |
臨床医学系/救急医学 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
2005年版ガイドラインの主要な項目について, その背景を正しく理解できるよう解説. きたるべき2010年ガイドラインのためにも必携となる救急テキスト.
1 日本版救急蘇生ガイドラインを読み解く
1.救急蘇生ガイドライン策定の経緯
2.ガイドライン(骨子)の見方、考え方
3.ガイドライン(骨子)の用語と表現
4.「救急蘇生法の指針」の改訂
5.展 望
2 通信指令
1.心肺停止傷病者救命のための通信指令の役割
2.新しいCPRガイドラインと通信指令業務
3.実際の情報聴取
4.口頭指導は心肺停止傷病者の転帰を改善する
5.情報聴取と口頭指導のためのスキル
ほか
3 市民によるCPRと救命講習
1.新ガイドラインの中の市民救命講習の理念を読み解く
2.一般市民への救命講習を成功させよう!
4 心肺停止傷病者発見の対応手順
1.心肺停止が疑われる傷病者救助のための出動において考慮すべき点
2.反応の確認
3.気道確保と呼吸・循環の確認
4.発症状況から推測される病態と対応(通報、CPR開始手順)
5 気道確保・人口呼吸の方法の変更点
1.日本の院外心肺停止の発生頻度
2.人工呼吸の歴史
3.日本版救急蘇生ガイドラインの人工呼吸に関する主な変更点と理由
4.人工呼吸による弊害をエビデンスから読み解く
5.救急隊員・消防隊員の行える気道確保法と人工呼吸の実際
ほか
6 胸骨圧迫の方法と問題点
1.胸骨圧迫心臓マッサージの歴史
2.十分な回数で―Push fast!―
3.十分に深く圧迫する―Push hard!―
4.胸壁を完全に戻せ―allow full chest recoil after each compression―
5.胸骨圧迫の中断は最小限に抑える―minimize interruptions in chest compression―
7 同期CPRと非同期CPR
1.CPR中の血流産生のメカニズム
2.胸骨圧迫と冠灌流圧との関係
3.胸骨圧迫中断の冠血流量に与える影響
4.理想的な胸骨圧迫回数と人工呼吸比
5.人工呼吸による胸腔内圧上昇の弊害
8 AEDプロトコール
1.心室細動(VF)/無脈性心室頻拍(VT)に対して電気ショックを行う際の新しいプロトコール
9 AEDの周辺問題
1.わが国でのAED使用にまつわる法的整理
2.AED普及の背景
3.AED普及の現状
4.現在わが国で販売されているAEDの概要
5.PADプログラム
ほか
10 ShockファーストとCPRファースト
1.ShockファーストとCPRファースト
2.CPRファーストに関するエビデンス
3.未解決の問題点
4.CPRファーストの今後の展望
11 小児・乳児・新生児の蘇生
1.小児の心肺停止事象の頻度
2.小児の心肺停止事象の特性
3.小児の心肺蘇生法の特異性……一次救命処置を中心に
4.二次救命処置に関する各論
5.小児蘇生の今後の展望
12 高度な気道確保
1.日本・米国・ヨーロッパガイドラインにおける気道確保の見解
2.高度な気道確保デバイス使用時の胸骨圧迫と人工呼
3.狭隘な場所での気道管理
13 薬剤投与とALSプロトコール
1.わが国のガイドラインにおける薬剤投与
2.AHA ACLSアルゴリズムにおける薬剤投与
3.救急救命士の薬剤投与プロトコール
4.薬剤投与の今後
14 CPR時の補助
1.心肺蘇生中に使用する器材
2.ピストン式自動式心臓マッサージ器
3.LDB
15 気道異物(FBAO)
1.FBAOは病院前救護において迅速な対処が必要な致死的緊急事態
2.FBAOの原因理解と一般市民を含めた予防策の啓発が必要
3.FBAOの救命には、突然に生じる「気道閉塞のサイン」の早期発見が鍵
4.新しい救急蘇生ガイドラインで簡素化されたFBAO解除(除去)法
5.新しいガイドラインでのFBAOの対処法
ほか
16 急性冠症候群と脳卒中
1.急性冠症候群
2.脳卒中
17 外因性CPA
1.外 傷
2.溺 水
3.電撃症と感電
4.偶発性低体温症
5.中 毒
ほか
18 救急隊員の生涯教育とメディカルコントロール
1.メディカルコントロールの役割
2.救急隊員の生涯教育
3.病院前救護システムの構築
19 法的および倫理的問題
1.法的および倫理的問題の日常性
2.法と倫理
3.職能集団における倫理
4.医療職集団としての倫理
5.救急に携わる者の基本的な倫理“コミュニケーション”と“共有”
ほか