書名 |
カラーアトラス 子宮頸部腫瘍 |
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筆頭著者 |
井上正樹・他著 |
その他著者等 |
尾崎 聡 著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-00697-2 |
発行年 |
2009年4月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 176頁 |
分類 |
臨床医学系/産科婦人科学 |
価格 |
定価9,020円(本体8,200円 税10%) |
子宮頸癌検診の重要性が高まっているなか、子宮頸部の病変診断に特化してまとめられた。症例ごとに細胞診断・コルポスコピー診断・病理診断の写真が呈示され、三位一体で学ぶことができる。標本作製方法、分類記載法ともに最新の情報を掲載した待望の1冊。
序
第I章 膣および子宮頸部の正常形態
1 女性性器の構造
2 膣上皮
3 子宮頸部上皮
第II章 子宮頸癌発生の分子機構-Human Papillomavirusの果たす役割-
1 子宮頸癌とHPV
2 HPVの構造と機能
3 HPV感染と子宮癌リスク
4 子宮頸部前癌病変の考え方
5 HPVに対する宿主免疫応答
6 臨床検体のHPV検出法
第III章 コルポスコピー
1 コルポスコピー検査
2 コルポスコピー検査機器
3 コルポスコープによる観察の手順
4 コルポスコピー所見
5 組織生検
第IV章 細胞検体の標本作製
1 細胞診検査の精度向上のために
2 塗抹法から液状法へ
3 細胞診検査の品質管理と品質保証
4 液状法の有用性
5 液状法の種類
6 液状法の実際
第V章 細胞診断(ベセスダ分類)と病理診断の対比
1 細胞診断におけるベセスダシステム
2 ベセスダシステム(TBS)による分類の実際
3 組織診断と細胞診断の対比
4 CINの生物活性
5 癌の浸潤程度(進行期)の診断
6 細胞診断の精度を保つために
第VI章 非腫瘍性変化-炎症,萎縮,刺激,修復などの良性化生変化-
1 非腫瘍性変化 NILM
2 病原微生物 Organisms
3 反応性細胞変化 Reactive Cellular Finding
4 化生細胞と病理組織診断の対比
5 混入物
第VII章 子宮頸部扁平上皮病変-ASC,SIL,SCC-
1 異型扁平上皮細胞 Atypical Squamous Cells(ASC)
2 細胞診ASC に対応する腫瘍性病変
3 軽度扁平上皮内病変 Low-grade Squamous Intraepithelial Lesion(LSIL)
4 高度扁平上皮内病変 High-grade Squamous Intraepithelial Lesion(HSIL)
5 SIL診断上の注意点
6 細胞診断SILに対応する病理組織像
7 浸潤を疑う細胞像
8 浸潤性扁平上皮癌 Frank Invasive Squamous Cell Carcinoma
第VIII章 子宮頸部および体部の腺病変-NILM,AGC & Adenocarcinoma-
1 腺系細胞のベセスダ診断
2 悪性所見なし Negative for Intraepithelial Lesions or Malignancy(NILM)
3 異型腺細胞 Atypical Glandular Cells(AGC)
4 内膜細胞 Endometrial Cells
第IX章 子宮間葉系病変とその他の腫瘍
1 稀な子宮原発腫瘍
2 膣・外陰の稀な腫瘍
3 他臓器癌からの転移
4 腹水細胞診・尿細胞診
文献
索引