書名 |
看護師版[統合失調症患者]心理教育プログラムの基礎・実践・理論 ―看護実践研究、質的・量的研究の成果 |
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筆頭著者 |
松田光信・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1363-6 |
発行年 |
2008年12月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 235頁 |
分類 |
臨床看護/診療科・疾患/精神看護 |
価格 |
定価3,520円(本体3,200円 税10%) |
本書の内容は、Chapter1基礎編、Chapter2実践編、Chapter3理論編の三部構成なっている。Chapter1では、精神科リハビリテーションや心理教育の概要について、可能な限り簡潔にまとめた。Chapter2では、看護師版心理教育プログラムを運営するための事前準備や、心理教育に使用するテキストの内容をどのように解説すればよいかを具体的に例示した。Chapter3では、看護師版心理教育プログラムを受けた患者が服薬と病気を受け止める過程を、質的・量的な研究アプローチによって創出した中範囲理論を紹介した。
看護師版心理教育プログラムは、特にマンパワー不足を理由として、多職種のチームによる標準的な心理教育が導入できずに葛藤している看護師の方々に向けて開発したものである。このプログラムは、葛藤の毎日であった精神科看護を経験してきた筆者の中にある、精神医療の第一線で懸命に活動されている看護師の方々に潰れないでほしいという願いと、その真剣な姿勢を維持し続けてほしいという願いを包含したものでもある。
巻末には、グループ学習会用カラーパンフレットとプログラムの運営用マニュアルを資料として収録。わかりやすく使いやすい一冊となっている。
第1章 基礎編
I.精神科リハビリテーションと心理教育
II.心理教育における重要概念
III.心理教育の概論
第2章 実践編
I.看護師版心理教育の実践手順
【実践前のポイント】
【実践中のポイント】
【実践後のポイント】
≪参考資料≫ ~『薬の作用と副作用について』編~
1.精神安定薬
2.抗不安薬
3.抗うつ薬
4.睡眠薬
5.抗パーキンソン薬
II.テキストの解説方法
第1回目 ~心の病気の症状について~
弟2回目 ~心の病気とストレスの関係について~
弟3回目 ~薬の作用と副作用について~
第4回目 ~健康的な生活を送る方法について~
第3章 理論編
I. 研究の目的と目標
II.研究の前提
III.研究の概念枠組み
IV.研究デザイン
V.研究上の問いと仮説
VI.研究の方法
VII.結果
A.看護師版心理教育プログラムに参加した対象者の特性
B.統合失調症患者の服薬と病気の受け止めの過程(質的研究)
C.心理教育を受けた患者の知識および精神症状の変化(量的研究)
VIII.考察
A.全体の考察
B.プログラムの評価
C.研究の限界と今後の課題
D.精神看護学への提言
<巻末資料>
健康な生活を送るためのグループ学習会パンフレット
心理教育を行う看護師のためのプログラム運営用マニュアル