書名 |
神経難病のすべて ―症状・診断から最先端治療、福祉の実際まで |
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筆頭著者 |
阿部康二・編著(岡山大学神経内科教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-667-1 |
発行年 |
2007年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 389頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価8,800円(本体8,000円 税10%) |
本書は、指定神経難病はもちろんのこと、それ以外の疾患も含めた「神経難病のすべて」について、診断と最新治療から患者ネットワーク、災害対策も含めた自立支援体制(生活支援、就労支援)、在宅療養の現状と課題、療養機器の最新情報、難病患者の介護保険や医療経済、行政・福祉サービスの実際などについて各専門分野の権威陣がわかりやすく解説。
第1章 神経系難病の各論
1.パーキンソン病(類縁疾患含む)
2.脊髄小脳変性症
3.多系統萎縮症
4.筋萎縮性側索硬化症
5.アルツハイマー病
6.重症筋無力症
7.多発性硬化症
8.ハンチントン病
9.多発筋炎、皮膚筋炎
10.HAM
11.筋ジストロフィー病
12.スモン
13.水俣病
14.ベーチェット病、SLE、PN
15.アミロイドーシス、Fabry病
16.プリオン病、SSPE
17.副腎白質ジストロフィーALD
18.神経線維腫症
19.難治てんかん:West症候群、乳児重症ミオクロニーてんかん、脳炎後てんかん
20.もやもや病
21.後縦靱帯骨化症
第2章 神経難病患者のネットワーク
1.都市部における神経難病医療ネットワーク:東京都の場合
2.都市部における神経難病医療ネットワーク:豊中市の場合
3.地方における神経難病医療ネットワーク:北海道難病医療ネットワーク
4.宮城神経難病ネットワーク
5.山陽地区神経難病ネットワーク
6.他職種チームカンファレンスを軸にしたネットワーク作りキーワード
7.神経難病当事者団体のネットワーキング
第3章 神経難病患者の自立支援体制の現状と将来
1.全国的な自立支援体制作りの現状と将来
2.障害者自立支援法の考え方
3.在宅独居ALS患者の自立支援体制
4.相談・支援センターにおける神経難病支援
5.神経難病患者の知的生産活動支援
6.神経難病と災害対策
7.難病医療相談の現状と将来、入院確保
8.神経難病の医療相談マニュアル
9.遺伝子診断の重要性と注意点
第4章 神経難病在宅療養現場の現状と解決課題
1.神経難病患者に対する在宅医療福祉体制の現状と課題
2.神経難病患者の現状と地域・在宅支援
3.神経難病在宅療養現場と解決課題:勤務医の立場から
4.開業医/在宅療養支援診療所の立場から
5.神経難病患者のQOLの特徴と課題
6.神経難病のQOL評価から緩和ケアについて
7.パーキンソン患者家族の立場から
8.ALS患者家族の立場から
9.認知症家族介護の現状と解決策
10.レスバイト入院の現状と課題
11.脳卒中後遺症による寝たきり介護の問題点と解決課題
第5章 在宅療養機器の進歩を活用する
1.最新の在宅コミュニケーション機器
2.テレビ付き携帯電話による遠隔コミュニケーション
3.気管切開と人工呼吸器
4.在宅呼吸管理の実際と最新機器
5.吸引行為問題の現状と新しい自動吸引器の開発
6.嚥下障害対策とPEGの現状と問題点
7.在宅経管栄養剤の種類と特徴
第6章 神経難病への行政・福祉サービスの実際
1.行政サービスの実際
2.福祉サービスの実際
3.病院介護、施設介護、在宅・通所介護の有機的活用
4.神経難病患者に対する診療報酬システムの現状と課題
5.神経難病と介護保険制度
6.特定疾患申請の実際