書名 |
臨床心理学 ≪コメディカルのための専門基礎分野テキスト≫ |
---|---|
筆頭著者 |
名嘉幸一・編 |
その他著者等 |
名嘉幸一/渡久山朝裕/菊池義人/工藤晋平/菊池清美/井村弘子 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-498-07626-6 |
発行年 |
2006年5月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 164頁 |
分類 |
リハビリテーション/全集・講座・シリーズ |
価格 |
定価2,640円(本体2,400円 税10%) |
コメディカルに必要な臨床心理学の知識をわかりやすくまとめたテキスト.この分野を目指す学生にとって必要十分な知識が身につくよう解説した
1■ 臨床心理学序説
1.臨床心理学の歴史-概説
a ヨーロッパにおける動向
b アメリカにおける動向
c 日本における最近の動き
d 関連する分野の動き
2.臨床心理学の実践的展開
心理臨床の実践方法とその対象
1)心理アセスメント
2)カウンセリングと心理療法
3)コミュニティへのかかわり
2■ 臨床心理学的査定・診断(心理アセスメント)
1.知能検査
a 知能の定義
b 知能の構造
c 知能検査の種類
1)ビネー式知能検査
2)ウェクスラー式知能検査
3)知能指数
4)偏差知能指数
2.発達検査
3.性格検査
a 質問紙法
1)YGPI R(矢田部・ギルフォード性格検査)
2)MMPI(ミネソタ多面人格目録)
3)エゴグラム
4)EPPS
b 作業検査法
内田クレペリン精神検査
c 投影法
1)ロールシャッハテスト
2)TAT(主題統覚検査)
3)SCT(文章完成法テスト)
4)バウムテスト(樹木テスト)
5)HTPテスト(家屋・樹木・人物描画テスト)
6)P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)
d 性格検査の活用
4.その他の心理検査
a STAI(状態・特性不安検査)
b SDS(うつ性自己評価尺度)
5.テスト バッテリー
6.面接法
7.臨床心理士の専門性
3■ 臨床心理学的援助
A.心理療法の歴史と成り立ち
1.心理療法とはどのようなものか
2.心理療法の成り立ち
a 呪術,シャーマニズム
b 催眠術
c 自由連想法と精神分析
d 催眠と自律訓練法
e オペラント条件づけと行動療法
f クライエント中心療法と人間性心理学
g その他の先駆者
3.援助行為としての心理療法の特徴
a 人の主体性を引き出す
b 日常的なコミュニケーションを手段とする
c 対等で相互的な援助を行う
d 心理療法は専門家の援助と非専門性の援助を結びつける
B.心理療法の諸技法
1.クライエント中心療法
a 無条件の肯定的配慮
b 共感的理解
c 純粋性
2.エンカウンターグループ
3.フォーカシング
a クリアリングスペース
b 選ぶ
c フェルトセンス
d 見出しをつける
e 見出しへの共鳴
f 問いかけ
g 受容
4.精神分析療法
5.プレイセラピー
6.箱庭療法
7.芸術療法
8.集団精神療法
9.心理劇
10.催眠療法
11.自律訓練法
12.動作法
13.内観療法
14.森田療法
a 第1期:絶対臥褥期
b 第2期:軽作業期
c 第3期:重作業期
d 第4期:生活訓練期
e 日記指導
15.行動療法
16.認知行動療法
17.バイオフィードバック法
18.家族療法
19.ブリーフセラピー
C.臨床場面への応用と展開
1.心理療法の適応
2.心理療法の始めかた
a 主訴と技法の選択
b 心理療法への導入
3.心理療法の経過と技法
a 事例
b 考察
4.トレーニング─メニンガークリニックの教育・訓練システム
a 知識
b 臨床技術
c 自己理解
d メニンガークリニックにおけるトレーニングシステム
D.コンサルテーション・リエゾン活動
1.医療機関におけるコンサルテーション・リエゾン活動
2.地域におけるコンサルテーション・リエゾン活動
E.スーパーヴィジョンとコンサルテーション
4■ ライフサイクルと心理臨床
1.生涯発達とライフサイクル
2.各発達段階の特徴と心理臨床
a 乳幼児期
b 児童期
c 青年期
d 成人期
e 老年期
5■ 心理臨床活動の領域
1.教育の領域
a 教育の領域における心理臨床活動
b 教育の現場と心理臨床
2.医療・保健の領域
a 医療・保健の領域における心理臨床活動
b 医療・保険の現場と心理臨床
3.福祉の領域
a 福祉の領域における心理臨床活動
b 福祉の現場と心理臨床
4.司法・矯正の領域
a 司法・矯正の領域における心理臨床活動
b 司法・矯正の現場と心理臨床
5.産業領域
a 産業領域における心理臨床活動
b 産業の現場と心理臨床
6■ 心理臨床における倫理
臨床と実践活動における倫理の重要性
(資料1)日本臨床心理士会倫理綱領
(資料2)日本心理臨床学会倫理綱領
(資料3)日本心理臨床学会員のための倫理基準
(資料4)臨床心理士倫理綱領