書名 |
気持ちのいい看護 ≪シリーズ ケアをひらく≫ |
---|---|
筆頭著者 |
宮子あずさ・著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-260-33088-6 |
発行年 |
2000年9月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 220頁 |
分類 |
看護その他 |
価格 |
定価2,310円(本体2,100円 税10%) |
患者さんが気持ちいいと、看護婦も気持ちいい…か?「これまであえて避けてきた部分に踏み込んで、看護について言語化したい」という著者の意欲作。<看護を語る>ブームへの違和感を語り、看護婦はなぜ尊大に見えるのかを考察し、専門性志向の底の浅さを喝破する。「自分のためにも<看護することの意味>を探りたかった」―今度の宮子はちょっと違うぞ。夜勤明けの頭で考えた「アケのケア論」だー!
ちょっと長いまえがき
I ケアの語りにくさを語る意味
1 『ライフサポート』への違和感から
2 働くほどわからなくなる看護の価値
3 看護を語らせない圧力
4 趣味としてのケア、義務としてのケア
5 私流「ケア論」の読み方
6 「ケアする自分」にとっての書くこと
II ケアを仕事とすることの困難
1 看護/それは自責との闘い
2 なぜ話を聞くのがつらいか
3 ケアされながらケアする
4 デフォルメ化された専門性
5 専門職と制服
6 専門教育はコンパクトに
III ケアするものの発達過程
1 五年前の宿題
2 同情と共感は紙一重
3 亀の甲より年の功
4 それは鼻毛から始まった
5 瞬間芸と熟練の技
IV 「世の中」の中のケア
1 「障害者」という言葉のトラウマを越えて
2 たまたまの不運としての障害と病気
3 普通の人がケアする時代
4 コンビニ・ケイタイ時代のケア
5 医療ミスはなくせるか
ちょっと長いあとがき