JMPA会員出版社 新刊・好評書

表紙画像

出版社

日本医事新報社

種別

書籍

書名/特集名

診療所で診る子どもの皮膚疾患

版数

第1版

著者等

中村健一

分類

臨床医学:内科系/皮膚科学

ISBNコード

978-4-7849-5192-5

発行年月

2015年7月

判型 / 頁数

A4 / 264ページ

定価

7,700円(本体7,000円 税10%)

内容

☆大好評書『診療所で診る皮膚疾患』の第二弾。小児における鑑別診断の考え方を解説するとともに,各種疾患の対処法を貴重な写真を添えて詳述。疾患解説は最低限マークするべきものを厳選することで,日常診療の実態に沿った実践書となっています。小児で重要な保護者への説明についても多くのページを割きました。

☆さらに,小児皮膚診療に必要な機器,皮膚科で使われる独特な用語の解説,薬剤の使い方,レセプト請求のコツ,紛らわしい疾患の鑑別,難しいケースの対処法などなど,第一線の皮膚科診療所で毎日多くの症例をこなす筆者が,小児皮膚診療に必要な情報を惜しげもなく開陳しました。中村節,健在です。

目次

第1章   小児皮膚診療の基本
はじめに
Ⅰ.小児皮膚診療を始めるために必要なアイテム
Ⅱ.所見の取り方─紅斑? 紫斑? 毛細血管拡張? どう異なる?
Ⅲ.薬剤について
Ⅳレセプト請求と法律について

第2章   小児皮膚診療FAQ
小児皮膚診療FAQ

第3章   小児皮膚疾患の鑑別診断
小児皮膚疾患の鑑別診断

第4章   患児の疾患別 診断・対処法紹介
Ⅰ.細菌感染症
1.伝染性膿痂疹
2.多発性汗腺膿瘍
3.毛包炎,せつ,よう
4.ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
(SSSS:staphylococcal scalded skin syndrome)

Ⅱ.ウイルス感染症
1.麻 疹
2.風 疹
3.突発性発疹
4.Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群
5.伝染性単核球症
6.伝染性紅斑
7.手足口病
8.水 痘
9.帯状疱疹
10.単純ヘルペス,カポジ水痘様発疹症
11.ウイルス性乳頭腫(疣贅=いぼ)
12.伝染性軟属腫
13.砂かぶれ様皮膚炎

Ⅲ.真菌感染症
1.足白癬などの白癬感染(皮膚糸状菌感染症)
2.カンジダ症(特にオムツ部)
3.スポロトリコーシス

Ⅳ.虫による疾患
1.疥 癬
2.アタマジラミ
3.蚊などによる虫刺され

Ⅴ湿疹皮膚炎
A.病名のある湿疹皮膚炎
1.接触皮膚炎
2.アトピー性皮膚炎
3.おむつ皮膚炎
4.脂漏性皮膚炎
5.手湿疹
6.貨幣状湿疹
7.その他 有名な湿疹皮膚炎
B.病名のない湿疹皮膚炎
C.「汗」の関与する湿疹皮膚炎

Ⅵ.食物アレルギー・アナフィラキシー・ 蕁麻疹・薬疹
1.食物アレルギー・アナフィラキシー
2.蕁麻疹
3.薬 疹

Ⅶ.母斑,色素斑,先天性疾患,腫瘍など
1.普通のホクロ(母斑細胞母斑はメラノーマになるのか?)
2.太田母斑
3.カフェオレ斑,扁平母斑
4.幼児血管腫(イチゴ状血管腫)
5.単純性血管腫(ポートワイン母斑,サーモンパッチ,ウンナ母斑)
6.脂腺母斑
7.毛母腫(石灰化上皮腫)
8.肥満細胞腫,色素性蕁麻疹
9.その他

Ⅷその他
1.尋常性白斑
2.尋常性痤瘡
3.円形脱毛症
4.抜毛癖(抜毛症)
5.熱傷,外傷の処置
6.陥入爪,巻き爪─間違いだらけの治療法をしていませんか?

第5章   よく出会う外来実践問題演習
Ⅰ.診断クイズ
Ⅱ.症例から学ぶ難しいケースの対処法

Column
皮膚の色とは何か?紅斑・紫斑・色素斑・白斑の病理組織学
原発疹のいろいろ
記載皮膚科学で役に立つ表現法
小児疾患診断の特殊性
新しい疾患は,まず開業医のところへ来る
孫子の兵法は,小児皮膚科の鑑別診断でも役に立つ
抗菌薬の使用法─第1世代?第3世代? ─
多発性汗腺膿瘍と化膿性汗腺炎
重症型細菌感染症,およびその類似型
ショックと名のつく病名……TSS,TSLS,NTED
癜風,マラセチア毛包炎
いわゆる「乳児湿疹」
川崎病
母斑と母斑細胞は異なります
BPOが使える!
衝撃本『まるわかり創傷治療のキホン』の読み方